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Davidovich

ウマグオープンは予想どおりルブレフ君が圧勝。日本や世界でも放送ありましたかね?。僕たちはテレビで見ましたが、1回戦の通り、最初から最後までコーナーに打ちまくり、フラット気味ですがデビュー当時のナダル君を思いだすほどの威力でコートに突き刺さりました。
見た目は病弱そうですが、今後楽しみな存在ですね。

写真はウインブルドンジュニア優勝、スペインの(見た目スペインっぽくないね)ダビドビッッチ君(名前からいって多分クロアチア系)。こちらは芝でも変幻自在なプレーで素晴らしい。
若手でもプレースタイルは人それぞれ。皆自分の個性を磨きましょうね。

さて第8クールのドブロブニク。これからは1週ごとに移動で大変ですが、明後日からは tour 初となるモンテネグロ。
まず、何故にモンテネグロかと言いますと、この週にちょうど良い大会がクロアチアで無い、というのが大きな理由で、チェコで友人コーチと練習、ブルガリアでナショナルチームと合宿、ボスニアで大会、セルビア、デオグラードで大会、など、ありがたくも各地からラブコールは受けていましたが、色々な都合も考慮し、ドブロブニクから車で3時間の南の国、モンテネグロで行われる大会に出場し、現地ジュニアと一緒に練習することにしました。

「モンテネグロ」なんてテニスやってんの?、と思われる方も多いと思いますが、かつてはセルビアモンテネグロ、またかつてはユーゴスラビア連邦の一部で、実はジョコビッチ選手、ラオニッチ選手(カナダに移住)はここ出身。イバノビッチ選手もここのハーフ。で、テニスが今でも非常に盛んな土地なんですね。ついでに柔道も多くのオリンピック金メダリストを産んでいて盛ん。
ただ、「盛ん」というとものすごい数の選手がいる… というイメージを持つ人が多い先進国のみなさんでしょうが、昔なん度も書いているように、チェコ、クロアチア、などの国々では「試合に出る」という選手はほとんどが素晴らしい才能があり、プロを目指す選手で、つまり、競技レベルの人口は非常に少ない、だけれども非常に皆強い、ということなんですね。中高生になっても何十万人もの若者がテニスに打ち込んで青春している国とはかなり事情が違うんですよ。

もちろん、どちらがいいという話ではありません。日本がこうなれば90%のテニスコーチは職を失いますし、テニス産業は全部倒産します。つまり、日本テニス(僕も含め)はこの選手になれない99、9999%のテニス愛好家によって成り立ち、盛り上がっているわけです。何にも悪いところはありません。
ただ、もしも「タレントのある選手は排出する」ということが目的であれば、全員を平等に扱う社会風潮や様々な流れを変えていかないと、結局日本の枠の中から世界的な選手がどんどん出てくるようなことは難しいでしょう。

ドイツにいた時、テニス協会の強化責任者があるテニス強国の一流コーチにアドバイスを求めた答え、「ドイツにはジュニア選手が多すぎる」というシュール…。つまり、もっと少数を選んでマンツーマンで育成しろ、ということでしょうが、このあたり、東ヨーロッパでは今までそうやって地味に頑張り、現在の実力をつけてきたということでしょう。

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