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モンテネグリーナお悩み相談

写真はウインブルドンジュニア優勝、アメリカのリューちゃん。この子もスムリクバボウル出身ですね。

ドブロブニクから南へ3時間で… の予定が、タクシー協会ストライキによる大渋滞や国境渋滞。そしてモンテネグロ内のバケーション渋滞と重なり、7時間でようやく首都ポトゴリッツアへ。(現地正式には「ボ」と「ト」の間に小さな「ル」が入る感じの発音。日本のカタカナ表示は難しい。)

この地ではテニスクラブに併設するオーナーの家の一部を借りることができ、豪華絢爛な部屋に余裕で滞在。40度を超える暑さを誇るこの地なので、昼は毎日勉強と友人別荘のプール。
しかし、本当にこの業界もう40年近くやっているわけですが、ありがたくも世界中多くの友人に恵まれ、そしてこの地で日本人が非常に珍しく、お陰様で色々な素晴らしい実力の選手が朝晩朝晩と来てくれ、非常に充実した遠征を行なっております。
… ただ、毎日延々とコーヒーにビールにケーキにおしゃべりに… と、接待漬けで大変ですが。
ゆづきは10歳の誕生日をモンテネグロで迎えました。おめでとう。

キッズテニスカップ35福岡大会はお知らせしているようにエントリー続々で現在98人。あと22名しかエントリーを受け付けることができませんので皆さんどうぞよろしく。

さて、今日は久しぶりに皆さんからのお悩み相談から。
と、その前に、当たり前ですが、こんな東ヨーロッパのど田舎でも色々なことで悩んでいる家族はたくさんいて、そういった相談を受けることもどの地でもあります。
そして相談の多くが、お金のこと、エージェントのこと、プロへの道程のこと、クラブのこと、コーチのこと、環境のこと、そして打球技術のこと、と、多種多彩。中には「成長ホルモン注射をしたほうがいいか?」とか、「新しいパスポートを買って若い年にしたほうが有利か?」とか…。まあねえ、国によってはそういうことも当たり前にありますが、苦笑しながら大真面目な親をたしなめるわけですよね。

僕は僕の経験による知りうる限りの情報を教えたり、それなりに教育的指導をすることができますが、ただ、各クラブや各コーチに関しては日本でもクロアチア、モンテネグロでもどうしようもありません。
ご両親、たまにはコーチからも相談がありますが、これはお互いに頑張って信頼関係を作っていかねばならないことだし、あるいは、動じても満足いくような練習ができない、あるいはそれを与えることができない、ということであれば、さっさと別の環境を探すのが親の役目、コーチの役目です。

お父さん、お母さん。コーチも一人の人間です。家族も養わなければなりませんし、休みも必要ですし、会社、上司の言うことも聞かなければなりません。そして選手はおたくのお子さん一人ではなく、皆を平等に扱わなければ日本の「テニススクール」では苦情が出ます。
クラブも営利のための会社です。ご両親も働かれていればお分かりのはず。利益がなければ倒産。選手に入れ込めば必ず赤字になります。
可愛い我が子のためにどうにか… と思うのはごもっともですが、日本テニス界で理想を追うことは難しい。ただ、コーチから言わせていただくと、皆さんがお子さんを可愛がるように、コーチも自分の生徒が本当に可愛いんです。できればもっと良い練習をと考えていることは同じでしょう。
「選手育成」と名を打つクラブは、しっかり別で利益を出し、育成に使う方法を考えましょう。育成で儲けようなんて考えでは選手は強くなるはずありません。

コーチの皆さん。暑い中毎日お疲れ様です。選手の保護者はそのお子さんのみのことを考えているので、色々な無理なリクエストが来ることは当たり前です。じっくり対処しましょう。
そして時期が来れば、自分の手から離れることを喜び、応援しましょう。もっと言えば、次のステップに進めることがプロコーチの役目です。
非常にプロでないコーチは、自分のクラブを辞めた選手や親の悪口を影で言ったり、移籍したクラブのコーチをけなしたり、とにかく自分の周りに媚びをうる人間しか興味を示しません。文句があるなら堂々と本人や他のコーチに言えばいい。そんなコーチも残念ながらたくさんいます。
本来「コーチ」とは選手、保護者から信頼を受け選ばれるものであり、コーチには選手を選ぶことができません。

続くかも…

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