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アカデミー論

広くアジア、パシフィック地域の子供達が集まる国際テニス大会を目指しているキッズテニスカップ38 inter 山梨(もうほぼ全大会外国からの参加も多いので『inter』という表記はこれが最後)ですが、開催まであと4ヶ月で既にエントリーが50名を超えました。これは今までの大会で最高に早い記録です。是非とも出場を… 考えてくださっている方はどうぞお早めに。

そしてこれも既にインドネシア、中国からエントリーいただいていますが、再び香港ナショナルチームを始め、アジア各国からの問い合わせも多数でキッズテニスカップ史上一番日本人以外が多い大会となりそうです。どんな大会になるか楽しみですね。

そして正月3日から出発する tour 43 オーストラリア遠征。参加の皆さん準備は良いですか?。ビザ取れましたか?。海外旅行保険も大丈夫かな?。何か不明な点があればご一報を。
そしてここで眺めているだけの皆さん、残念ながらオーストラリアでのネット環境は非常に悪く、facebook もここも頻繁にアップすることが難しいですし、大会のエントリーなどの事務作業も遅れる可能性もあります。
どうぞ皆さんご了承くださいね。

さてさて、今日は久しぶりにコラムらしきことを。非常に問い合わせの多い留学、アカデミーなどについて。
tour 42 で訪問したアメリカの南端フロリダ。正直なところ、20年、30年前であれば、ここに来れば世界のテニスの全てがある、というくらいに選手もコーチもお金も「すべて」が集まってきているようなもんでしたが、アメリカテニスの衰退とともに徐々に世界の中心がヨーロッパへ移り、今は「越冬地」として冬の間だけそこそこ強くお金持ちの選手や、来シーズンに備えて暖かい地を求めるプロが集まるリゾートのようになっていますね。

わかりやすく言えば、同じアメリカでもカリフォルニアのジュニアなどは強くともフロリダに来ない選手はたくさんいますし、ヨーロッパの強豪選手もわざわざ行かない。つまり、昔でいえば「ここ」で勝てば世界最強と言えたものが分散しているわけで、フロリダのビッグイベントで勝てば、まあそこそこ行ってんじゃあないの!?、という感じ。まあそれは時代の流れでしょうから仕方のないことでしょう。

そしてここフロリダには世界で一番たくさんのテニスアカデミーがあります。日本で有名なだけでもIMG、サドルブルック、クリスエバート、リックメイシー、サンチェスカサル、、、、などなどなどなどがあり、当然無論当たり前に、ビジネスとしての成功を目指して皆さん頑張っているわけで、錦織大明神のおかげで空前のジュニアテニスブームに沸き、お金持ちの国日本をターゲットに各アカデミーがしのぎを削って営業かけているのは皆さんご存知。

無論、このようなサイトを運営しているので、たくさん広告や提携の話はあります。が、今はどんな有名なアカデミーでもお断りしています。広告収入や斡旋バックマージン貰えていいじゃあないの、という考え方もあるでしょうけどね。
つまり、僕のようなもの、つまりは、ただこの世界だけに生きてきた言わば「これしかできない」プロの人間は、他人に何かを紹介する、という行為に対し、完璧にものすごい責任があると僕は思うんですね。ジュニアの人生を決めますので。
自分にお金が入るから、と提携しているアカデミーを斡旋するという行為は、プロのコーチがやることではないと思いますし、紹介するという行為は、世界中の数多くの他の事例を知り、比較検討してやるべきことであって、海外経験の浅い、狭い地域しか知らない人間が行うべきではないということです。

漠然としていると面白くないので、ある有名アカデミーの話をしましょう。世界最大の規模、施設も完璧。そこで練習、試合、遠征、宿泊、食事、学校、など全てこなせば、年間1000万円は軽く超えるでしょう。世界中からお金持ちの子供を集め、もちろん初心者でも大歓迎。お金さえ払えば。
そしてごくごくごくごく一部の才能ある選手は大勢と違った特別な練習を行い、もしも強くなったら(これもなかなか難しい)広告塔としてスターに仕立てられます。そうやってビッグビジネスを展開しています。
僕はこのシステム自体は悪くないと思います。僕のようなビジネスセンスのない貧乏人にはできませんが、しっかりとした事業だと思いますよ。

が、僕はここは推薦しません。というか、フロリダにあるアカデミーはほぼこれと同じやり方ですので、僕は個人的に勧める気はないということです。
理由は簡単。「人」です。コーチですよ。

続く…

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