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アカデミー論2

まず、tour 42 フロリダ遠征の写真ギャラリーをアップしました。facebook やここで発表していない写真もありますので見てくださいね。時折写真を褒めてくださる方もいらっしゃいますが、どうやって?、ということはなく、ただ全部 iphone 7 で撮って明るさを調整しているだけですよ。
子供達、被写体は常に光輝いております。ただそれをそのまま素直に写しましょう。

キッズテニスカップ38山梨大会、今回も香港ナショナルチームのエントリーが始まり、エントリーが60名を越しました。キッズテニスカップはこのサイトのみで募集しており、何かの媒体に乗って一気に爆発的に参加者が増えることはありませんが、大会が近づいてくると宿泊の確保なども難しくなってきましので、皆さんご注意くださいね。

tour 43 オーストラリア遠征、今からインフルエンザにかかると大変です。うがいとお呪いよろしく。緊急の場合にはご連絡を。パスポートさえあれば問題なし。逆にパスポート忘れたら見送りですよ。

さて前回の続き。アカデミー論2。
企業や団体、何かの集団を見る時、その実績は誰しも評価する基準になります。が、本当に評価されるべき点は、末端スタッフの満足度です。どんな団体においても。
フロリダにあるビッグなアカデミー、どこもスタッフはグルグルと変わります。
理由は大きく3点。子供達、つまり顧客からはものすごい金額を取りながら、コーチングスタッフの週給はものすごく素晴らしく安い。ひどいアカデミーだと、着なければならないユニフォームも自腹購入。もちろん契約で保証なし。経営側から見れば売り上げを高く上げ、人件費を少なくする方法論は当たり前でしょうが、その格差は社会的ひずみを生むほど信じがたい大きさです。

フロリダは主に南米からの出稼ぎコーチが多いのですが、彼らはアメリカ国内で労働しお金をもらう権利、いわゆるグリーンカードをほとんど持っていません。これを取得するのは相当大変なことです。
で、こう言われます。「君にはジュニア〇〇〇〇ディレクターの名前をあげるよ。飛行機のチケットも手配してあげる。泊まるのも食事も心配ない。これでしばらく頑張ったらこの超一流のアカデミーの正式なスタッフになれるかもしれないし、国に帰ったらその名前で稼げばいいよ。でも、今は法律上お金を払うことはできないんだよね。」…   宿泊、食事、というのは世界中から集まる選手の寮の管理をしろ、つまりは24時間働け、ということですけどね。
こうやって世界中からタダで使えるスタッフを大量に確保します。中にはコーチで入ったのにコート整備やハンバーグ焼いている… なんてことも普通。

なんでそんなに詳しいことが断言できるかだって!?… 。そりゃあ昔っから色々誘われるからだよ。

最後の3点目。大規模なアカデミーだと、何十人もいるコーチの指導力のバラツキを抑えるため、マニアルに沿った指導を強要されます。勿論1、そんなマニュアル化した練習から素晴らしい選手は出現しません。勿論2、特別な選手は別に特別な練習をしています。勿論3、そんな体制を我慢して自分の指導を曲げるようなコーチになりたくない、つまりはしっかりそ自分を持った一流コーチになる資質を持ったコーチはすぐ辞めます。… これは日本の大きなアカデミー、スクールでも同じようなことが言えますね。

今、あるアカデミーの看板選手になったホイットニーちゃん。彼女は今年14歳でフレンチオープンジュニアを優勝し、オレンジボウルも優勝。ついでに大阪スーパージュニアも優勝。体は小さいですが、ITF 1位を素晴らしくキープしています。
しかし彼女、実はそのアカデミーの一般アダルトのコーチであるお父さんが、アカデミーに入れるお金もないし、外の公営コートで親子一生懸命指導してきて強くなった選手で、有名になった後、アカデミーで育った選手として広告塔になりました。ま、全てのマネージメントもしてもらえるし、問題はないでしょうけどね。
ただ、来年以降、多分の本人はもう15歳ですし WTAプロの中で戦いたい。しかしアカデミーはジュニアのビッグイベントに出て名を売って欲しい。という葛藤があると思いますけどね。どうなることやら。
世界的な選手育成を行おうという保護者やコーチはそういった事実を知らないでどうしますか?。ネットに書いてある情報をいくらあつめたってそれじゃあド素人レベルですよね。

以上。このような意見は経験を通じた僕の個人的なものであり、違うと思われる方はそう思えばいいし、確かに良いコーチ、従業員は少ないだろうな、と思う方は協調されれはよろしい。残念ながら「いいね」も「よくないね」のクリックもできません。皆さんの共感を得るために書いているわけではありませんので。

僕はテニス専門誌に記事を書き始めた30年くらい前から、誰がなんと言おうと、相手が協会でも外務省でも事実を書きます。
相手がでかいアカデミーでも、「でかい」と思っているのはあなた個人であり、関わってしまえば「1対1」。評価も勝負もできます。

続く…

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