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Tseng Chun Hsin

KORDA,Sebastian(USA) def TSENG,Chun Hsin(TPE)
7-6(6) 6-4 Boys’FINAL
27 Jan. 2018
AUSTRALIAN OPEN 2018
Melbourne Park
MELBOURNE VIC
AUSTRALIA
Photographer / MANO,Hiromasa
©MANNYS PHOTOGRAPHY of Tokyo
mannys@mannysjp.com

何と恐ろしいことに、前回紹介した全豪ジュニア女子決勝に続き、男子決勝にもこの台湾のツェン 君16歳が!。つまり男女決勝で台湾選手が大活躍したということです。書いたように決して環境に恵まれたわけではない小さなアジアの国の選手がここまでやってくるんですねえ。素晴らしい。

紹介した才能溢れるコルダ選手に敗れはしたものの、ジュニアの男女格差を考えれば、16歳で男子決勝進出の方がよほどすごい。見た目、日本のインターハイ選手と全く変わりませんが、近年男女ともジュニア不作と言われている日本、どうしたものか…。
そういえば、日本の高校テニスって多分世界で一番どんなプロよりもたくさん練習していると思いますが、どうして世界へいけないのか?… などという純な質問を純な方より前に受けたことがあります。
答えは簡単。世界の大会に出ない限り、世界で勝てるはずがない。富士山を目指して登っている人が、エベレストに到達できるわけがない。
才能の差ではなく、日々目指している「道」自体が違うということです。

もちろん皆分かっていることでしょう。が、知らず知らずのうちに自分自身や周りの環境が「枠」を作ってしまい、その中に綺麗に収まる「良い子」を目指してしまうようになるんですね。恐ろしい。
分かりやすく言えば、「世界を目指せ!」と子供に言いながら、スムリクバボウルよりも皆んなで仲良く出場する地域の全日本の予選を選ぶ人のことです。

ツェン 君は13歳の時にターブも優勝していますね。台湾国籍男子だと兵役もあり、色々と苦労もあるでしょうが、是非このまま世界トップを目指して頑張って欲しいです。

さてキッズテニスカップ、山梨も石垣島もエントリー盛り上がってきました。
我々の要項では、皆さんのエントリーとこちらの準備に不備がないよう、エントリーリストを公開して正確な確認作業を行なっていますが、どうもこの悪影響も多いことをご存知ですか?。
そう、誰それが出るからでない、とか、誰が行くから私も、とか、つまりは先にエントリーをした選手の名前を見て自分はどうするか考える選手、あるいは親がいるということ。これは遠征も同じで、誰が行くのか確認して考える人も多い。

正直言いまして… というかあまり嘘がつけない性分ですので書かせていただきますと、そのように「誰か」に影響を受け、自分の進む道をコロコロ変えるような選手やご家庭で、成功した例を知りません。誰がどう進もうと、自分の道は自分の道。試合に出るのも遠征に行くのも、周りの誰かは関係無いでしょう。
何度も書いているように、どのようなスポーツにしろ、その中でトップに立つにはたくさんの凡人達、それなりの天才たちに勝ち続け、世間体や己の概念にも殻を破って勝たなければなりません。

健全と言われる普通の人から見れば「異常な道」です。
まさかとは思いますが、皆と同じようなことをして皆に勝ち、強くなろうなどと思っていませんよね?。

無論、皆がチャンピオンになれるわけでも無いし、それなりに富士山を目指す人々はそれで素晴らしいことだと思います。
そして、それは僕の仕事ではありません。

我々の仕事は2種類。
レベルを問わず、テニスを通じてたくさんの友人を世界に作り、楽しい人生を送れるように手助けすること。
そして、どんなに果てしなく遠くとも、苦しくとも、全く到達出来なくとも、エベレストの麓で遊ぶことになっても、そこを目指して頑張る選手に道を切り開くこと。

台湾の選手に負けないように皆頑張りましょう。

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