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ストブレッチ

昨年優勝のチェッキナートを始め、第1シードのフォニーニ、2シードのチョリッチ、ルブレフなどなどの有力選手は全て1回戦で敗れるなど大波乱な UNAG ATP の嵐を見終わり、2名帰国で最後のたった4人になった tour 49。最後まで頑張りますよ。

そしてまた海岸線をひた走り、スプリットのお隣町ストブレッチで行われるテニスヨーロッパ大会に参戦です。この大会は参加するようになってもう何年でしょうか。常連ですね。

一平と映っているのはロシアの少年ですが、クロアチアで行われるテニスヨーロッパの大会は家族バカンスも兼ねてきている選手が多く、クロアチア国内大会でもアップアップな我々レベルから考えれば非常に厳しいですが、貴重な経験として頑張ってもらいましょう。

さて、久しぶりに facebook での kids tennis Lesson を書きましたのでここにもアップしようと思います。
動画などもあり、こちらにアップしないこともありますので遠慮なく友達申請してくださいね。テニス関係者と分かれば承認しますので。

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kids tennis Lesson 78

『 SPLIT 98 』

えええ… 実はですね、あまりに間が空きすぎ(何ヶ月?)もう数がわからなくなってしまっているのでとりあえず「78」としておきます。facebook の kids tennis Lesson 復活。

78ではなく「98」とは?… これは近代オリンピックになって取ったメダル数。
さすがはクロアチア… と思うでしょ?。いやいや実はこの数字、クロアチアの都市、たった人口18万人のスプリットが取ったメダル数なんですね。最初聞いた時にはそれ嘘だろうと思いましたが、確かに聞いてみると違いない。まあテニスだけでもイバニセビッチ、アンチッチを始め沢山いますからね。

話を狭くするといくら僕でも学者ではないので難しいですから、ここは「クロアチア」という国のまとめにしますと、世界トップ競技はテニス、サッカー、水球、ハンドボール、バスケットなどなど。しかもみなさんW杯で見られたと思いますが、「単一人種」でここまでやるのは地球上稀に見ないことでしょう。

今日はこれをちょこっと掘り下げようということですが、まずもちろん、書いたようにこの辺りの方々は猛烈に強く大きな体を持っています。
男子平均身長185cm、女子175cm。そして肩幅大きく腰も太い、手足も長い。
さらに以前書いたようにローマ帝国時代から勇敢で命知らずな気性。

が、これは口々に地元の皆さんが言うように、経済は弱いしスポンサーもないし競技場、施設はボロだしトレーニングするジムでさえ日本の40年以上前のレベル。重りしかなし。コンピュータなんかないよ。

ではこのマイナス要因をぶっ飛ばすポジティブ要素として何があるのか、と考えると、この10年くらいこの国に通ってきてわかったのは「親の資質」です。

まず、こっちの方々は書いたように我が子でなくとも他人でも下手でも、よく試合をじっくり見ます。よってテニスできなくともルールも完璧と言えるくらいよく知っているし、ジャッジを見る目もある。
これはスポーツ大国としてサッカーなども含め、皆がずっとスポーツ観戦をしてきた民族であることもあるでしょうが、日本のにわかファンとは違ってカフェで観戦するお姉ちゃんだってディフェンスの渋いプレーに喜ぶレベルで、これによって我が子のテニスを冷静な目で広く、深く、そして時間軸も含め、分析する力が備わっていると感じますね。

日本と違い、お父さんが応援に来ることが多いのですが、その応援、声の掛け方も僕から見てなかなか上手いし、冷静な人が多く、負けても子供を叱りつけたり冷たくしたりすることはない。と言うか、日本では普通な、負けた選手が直立不動で親やコーチから叱りつけられているように状況を一度もクロアチアで見たことがない。

ある知り合いの子の試合、3時間の大接戦で勝負がつき、負けた子はその場で泣き崩れてコートに突っ伏す。
親は走っていって勝った子の頭をクシャクシャにして笑顔で祝福し、我が子の泥まみれな晴れ姿をまずスマホで写し、抱き上げる。親子で泥だらけ。

スポーツとは勝負であり、どちらかが勝ち、どちらかが負ける。そんなの誰でも分かっていそうですが、その本質を理解していない親を持った子供は本当に哀れと言えます。

続く…

 

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