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ZLIN

スプリットのお隣町ストブレッチで行われたテニスヨーロッパ。そもそも「テニスヨーロッパ」というのは、ヨーロッパ地域でのテニス育成のための統合組織であり、これが非常に充実しているので現在のヨーロッパ躍進の原動力になっているわけですが、もちろん日本が所属するテニスアジア、ATF とのもあるわけで、が、こちらはほぼ機能しておらず、アジアの躍進のためにしっかりして欲しいですね。
なにせ「アジアジュニア選手権」さえありませんので。ヨーロッパ選手権は毎年盛り上がって開催されているのに。

で、我々のストブレッチ大会は非常によく頑張りましたが2回戦。実力的にまあまだこんなもんでしょう。来年来年。

プーラで2日間過ごしていよいよ今回の遠征最大の移動、8時間チェコ。そう、昨年はさらにクロアチアの南部から移動だったので10時間夜中真っ暗な中一人で運転してよろよろになりましたから、ちょっと学習。
珍しく雨の中、ひたすらに高速道路(とは言っても山道も多い)を北上し、スロベニア、オーストリア、クラシック音楽の都ウィーン、を通り抜け、これは6年ぶり?のチェコの小さな町 ZLIN に到着。前回は優勝しているので縁起の良い大会です。

昨年のデビスカップ男子優勝はクロアチア。そしてフェドカップはこのところ何度もチェコ優勝。そうですね、女子テニス界、長年ずっと… ナブラチロワのもっと以前から世界のトップ選手を輩出しているチェコ。何十年も前からこの秘密についてはテニス専門誌などのレポートしてきましたが、未だ変わらず素晴らしい。
そして僕が最初に訪れた1990年代とは比べ物にならないくらいに経済が発展し、施設も徐々に綺麗になっています。今回のクラブもインドアが!。

またレポートしますね。
前回の続き。

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さてスプリットのお話の続き。
これだけ強いんだからテニスが盛んなんでしょう?と思うと大間違いで、18万の人口にテニスクラブはたった2つ。合計11面。インドアなし。僕も最初に来た時にはすごくびっくりしました。何とかアカデミーなど存在しません。

ただ、その昔からスポーツが抜群に強かった好循環もあり、ストレングストレーナー、ケアートレーナーが僕から見て非常に優秀。
日本だと自分の理論の酔いしれている人が多く、自分の存在で選手のパフォーマンスは全て変わると自負する人ばかりで、コーチよりも目立ちたがりばかり。
こちらの人は控えめ。所詮コーチやトレーナーは黒子ですからね。

本格的に頑張っている10歳前後の選手は多い。その中から淘汰され、12、14、16歳と競技人口は減り、18歳で毎日テニスしているのはプロ。そして100位、グランドスラムに出場できないと判断すればテニスは終了です。
何度もチェコテニスの話でも書きましたね。

諸外国のテニス関係者が驚くのは日本の学校テニス、国内プロ選手の多さで、つまりはこれで生活を成り立たせることができる「プロ」ではなくあくまで「趣味」にこれだけ情熱をかけてお金をかけて、まあ人生かけて頑張っている姿は、本当にすごい。
これは正に経済大国であることの証であり、これだけの経済的、時間的余裕があるということ。そうでない国の若者は自分の持っている時間とお金で食っていける、家族を養えるように勉強し、仕事を身に付けなければなりませんので。

ある意味、日本でジュニアテニスを頑張っているご家族はものすこく贅沢な余裕のある人生を送っているわけですね。

世界中に100万人選手を目指して頑張っているジニアがいるとします。
プロとして食っていけるのは100人。つまり、99.99%の確率で無理です。
しかし、この国ではその成功する確率が他の国よりちょっと高いのは間違いないようですね。

   

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