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アカデミー論1

照明にマスク… 無観客… まさかフレンチの風景がこんな風になろうとはね…。
昔、ボールボーイの写真を表紙に使ったテニス専門誌の編集長がいましたが、その方は初めて僕の文章を掲載し、連載し、とても斬新な仕事をする人でした。
しかし、1枚の写真の良さって有名人が写っているというもではなく、その写真自体に訴えかけるものがあるかどうか。ジャズに名曲なし、というのと同じでしょうか。
とにかく良い写真を送ってくれた mannys ありがとう。

さてキッズテニスカップ の写真も負けてませんよ。素材という意味ではこっちの方が上でしょうから。福岡大会石垣島大会、両方アップされていますのでぜひ皆さん見てくださいね。
残念ながら今年は少人数でしたが大会に手抜きはなし。世界中どこでも子供達は光り輝いています。

11月21日から白子で始まるキッズテニスカップ 53千葉白子も参加者ジワジワ続伸中。今回はチャレンジマッチ、初心者大会、14歳以下も行い、小規模ですが盛り上がってやりたいと思っています。羽田空港からの引率、浅草観光もどさくさ紛れにやりますのでお申し込みお待ちしております。

やれやれコロナ騒ぎで色々あった今年のスケジュールも終わりそうですが、申し訳ないことにこのコラムのコーナーは必要事項伝達掲示板になっており、コラムらしいことを書けないまま終わっていたので、今回は来年から白子で始まるアカデミーの話に絡めて書いてみましょう。

明治維新、敗戦、とこの大きな節目によって日本は教育体制を変えてきたんでしょうが、僕はその方向性やシステムは間違ってはいないと思います。友人の優秀なアメリカ大学院生は、日本の「道徳」教科の勉強にわざわざ田舎町まで留学中なくらいですから。
しかし、あまりに拘束時間が長すぎる。
朝8時から16時までとしましょう。8時間。宿題!?で9時間。成長期の子供で寝るのも9時間。食事、風呂などなど生活で3時間とすると、もう24時間中3時間しか残っていません。3時間自分の目指すものができれば良いでしょうが、移動時間があればそれから何かを削るしかありません。夏休みも極端に短い。(西洋諸国は3ヶ月休み)これで世界中の同年代と戦わなければならないのが日本の子供達。

もちろん、貴方がウルトラ天才ならそれでもグランドスラムへ行けるかもしれません。しかし、もしも素材の能力が同じであれば、時間の余裕がある方が有利なことは確か。
「短時間でも素晴らしい練習をすれば!」という無責任な発言をする人もいますが、それは諸外国人が長時間「素晴らしくない練習」をしている場合にのみ通用することであることは明白。

日本テニス協会や高体連など学校テニスも同じ。良い大会を開催されていると思いますが、その主催する「全国」と呼ばれるものに出場するため、どれだけの予選予選予選を勝ち抜き、時間とお金(海外遠征の方が安い)を使わなければならないか。しかも全て「全国」日本止まり。世界のどこへも行けません。
もちろん、協会も学校も子供達の成長を願って色々と工夫をされていると思いますが、その道はグランドスラムにはつながっていない。

そして、当たり前のようにグランドスラムで活躍している日本選手は日本の学校教育や協会の枠からはみ出して活動してきた選手ばかりであり、錦織圭、大坂なおみのようにそもそも日本では育っていない選手ばかりが大活躍。
実はここに書いたことは誰でもわかっていることですよね….。

しかし今は外国に留学も遠征もできない状況…
1日は24時間しかないし、人生は1回しかない。

… もちろん続く

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