おくのあやか 2005 Little Mo Nationals in Austin

    

 Kids Tennis のみなさん、お元気ですか。Kids Tennis Cup 4も無事終了したようですね。今回、全く同日に開催されたLittle Mo Nationalsの出場権を獲得しましたので出席できず残念でした。
Report 18で1 shotさんがreportされている年齢別の全米大会がこのLittle Mo Nationalsです。
今年で9回目を迎えるそうですが、あのアンディロディックもこの大会に出場していたそうです。8歳では簡単に負け、9歳でコンソレーションのwinnerで5位、10歳の時Main Drawで見事に優勝し全米No1になったそうです。
あやかは2004年からトーナメントに出場しだし、昨年は簡単に予選負け、このNationalsの大会は雲の上の存在でした。2005年は2月のSectionals(地区予選)5月のRegionals(地域予選)で勝ち残り、Nationalsの全米ベスト16に選ばれました。
簡単に以前のReportのおさらいするとSectionals(地区予選)はまず、全米の17箇所で行われます。
Sectionalsに勝ち残ると全米を東西南北の4ブロックに分けたRegionals(地域予選)に出場できます。
このRegionalsの各地域のベスト4が集まり、Nationalsで戦います。一年に一度8歳から11歳までの子供達が目指す大きな大会です。

   

全米各地でNationalsに出場する為に戦った子供達は総勢1500人を超えているそうです。
さあ、いよいよ待ちに待ったLittle Mo Nationalsが 始まります。幸いテキサス州のダラスに住んでいる為、会場となるオースチンまで車で約5時間です(と言っても500キロくらい離れています)。

   

 2005年10月21日(金)
21日朝早く自宅をスタート、延々と続く平坦な道を走ること約5時間、会場が見えてきました。
意識しなくても気持ちが高ぶってきます。ドキドキ。
3時よりメイン会場であるAustin Tennis Academyで懇親を兼カねた出場選手達のフリーの打ち合いが始まりました。
この時間は自由時間なのでまだまだ勢ぞろいではありませんがかなりの子供たちが集まっているようです。
希望すればこの時間ジカンアカデミーのコーチのプライベートレッスンを受けることも出来ます。
数人受ウけているようですがそれをよそにキャーキャーワーワーとこちらでは楽しそうにポイントプレーしています。

     

みんな上下真っ白のウエアで男の子も、女の子も元気にコート内を走りだしました。Little Mo Nationalsはプレー中の服装には制限が無く、色も格好も全く自由ですが、開会式だけは全員上下真っ白のウエアで出場することが義務づけられています。なのでみんな真っ白なんですよ。
5時になり、いよいよ開会式が始まります。

     

クイーンの「We are the Champion」の曲に合わせて選手入場です。その後「Welcome to Austin, Texas」の言葉で開会式が始まりました。
ゲストにはデニスローストンが招かれ(有名な人のようですが)彼による激励の言葉を頂きました。

     

開会式も終わり、会場から約30分離れたホテルまで移動です。
もう辺りは真っ暗、街頭も無い初めての道を心細く移動です。ホテルに着くとそこでようやく後から追いかけてきた、お兄ちゃんとパパと会い、その日はホテルの前のレストランで食事をして明日に備えて休みました。
ホテルはトーナメント指定ホテルでとっても素敵なホテルでした。偶然ですが棚倉と同じ名前のルネッサンスホテルでしたよ。でも系列でもなんでもないようです。(笑)

       

ホテルの建物の中は吹きぬけで大オオきな空間があり広々とした雰囲気を演出しています。でも夜になると男性も女性もきちんと正装してホテル内のパーティに出席したり、歩いていたりするのでラケットを持って、Tシャツで歩いていると少し場違いのようで恥ずかしかったです。

 2005年10月22日(土)
22日朝まだアメリカは夏時間なので朝7時は真っ暗です。10月の終わりになると冬時間になる為、一時間時計が遅くなり、朝の7時は6時になるんですよ。
真っ暗な中、ゴソゴソと起き出して選手達が ホテルから出発しだしました。朝の練習は各人で会場近くにあるテニスコートでバラバラで練習です。アメリカの高校には基本的にはハードのテニスコートが数面あり、土日など学校が休みの時は誰でも自由に使用できます。

          

あやかは昨日の開会式で知り合ったWisconsin出身のMadeline Eckerと練習の約束をしました。
彼女の兄弟はお兄ちゃんが2人いるそうですがその2人ともナショナルプレーヤーで全米各地を試合で回っているようです。
その日も別の場所で試合をするということだったので一緒に来ているMadelineのお母さんも携帯で何度も状況を確認していました。
どこの親も子供が気になるのは同じですね。

       

朝練も終わり、会場へ到着。今日の会場はメイン会場から少し離れた別の場所。12面あるのにトーナメントで使用しているのは4面だけ。同時に8試合予定しているのに4面しか使えず、進行は大幅遅れ。
気合を入れてきたのに早くしないと緊張感が続かないよ〜と親は嘆いていました。

ここでSouth Areaから選ばれた4人が全員集まったので記念写真をパチリ!!
これがベスト4のメンバーです。

      

試合予定時間から待つこと2時間以上、いよいよベスト16の試合が始まります。
毎回恒例として、初戦の対戦相手に対し、地元のお土産を持って来てお互い交換をすることになっています。あやかはテキサスの写真シャシンたてを、対戦相手の選手はアリゾナ出身だったのでアリゾナの人形をくれました。
10歳の女の子達が一斉に横一列のコート4面に入り、試合前の打ち合いが始まりました。
アメリカは試合前、5分間の練習時間があります。その間に、相手とラリーし、ボレー、オーバーヘッド、サーブと練習していきます。その間に対戦相手の情報を沢山つかみ試合の作戦を立てることが出来ます。まぁ〜10歳の子供にそこまでは無理でしょうけど。
でもさすが、各地で勝ち残ってきた選手なのでみんなプレーは立派ですねぇ〜。
試合は普段の力が出たので危なげなく勝ち上がり、ベスト8へ進出。先ずは、ホッと一息。
でも次が大変です。

         

QFの対戦相手は実は7月に行われた別の12歳以下のナショナルトーナメントで対戦した選手。
その時は簡単に負けてしまいました。しかもその選手はその後、どんどんナショナルランキングをあげており、どこまで健闘できるかなぁ〜というのが正直な気持ちでした。
よく言えば3ヶ月間の成果を試すには絶好の相手とも言えますが・・・・・・
今回のDrawはFeed inと言って、Main Drawで負けるとConsolation Drawに入り、直ぐには終わりません。
なのでここで負けてもこれで終わりではなく、Consolation Drawで勝ち残るチャンスはあります。
通常のDrawであれば、初戦で負けるとConsolationに落ちますが、2回戦以降の敗者はそこで試合は終了です。だから私たち親は負けてもまだ終わりじゃないというくらいの気持ちでした。
結果的には、内容は激しい打ち合いの中で要所要所のポイントが取れ、終わってみれば十分な結果でベスト4進出となりました。勝てると思っていなかったので思わず涙が・・・・・

      

この日は夕方、メイン会場でパーティが開催される為、試合の余韻に浸りながらみんなでパーティ会場に駆けつけました。パーティと言ってもコート横の空き地に椅子とテーブルを並べ、ピザやメキシカン料理をわいわいと食べて遊ぶものだったので形式ばったものではありませんでした。
お兄ちゃんが一番にリクエストして、カラオケも始まりました。

       

        

 2005年10月23日ニチ(日)
今日は各年齢でベスト4が登場。どのコートも熱戦が繰り広げられています。ウイナーを決めて「カモ〜ン!」と叫び声が聞こえたり、観客の声援も徐々にヒートアップ。10月下旬ですが暑い日差しの中でコート中を駆け巡っています。今、この瞬間にアメリカジュニアのトップ達と同じ舞台に立てていることをとても嬉しく思いました。
あやかの今日の対戦相手は同じ地区から出場のNickiJohnson。何故かいつも対戦すると苦労します。
昨日とはうって変わって、あやかの調子がおかしいのは明らか。昨日観戦していたどこかの親が、一体どうしたのかと私達に尋ねてきました。頂点が見えてきたことでのプレッシャーなのか、苦手意識から来るものか本人にしかわかりませんが、全く力を出し切れずゲームはジ・エンド。課題を沢山残した試合でした。

      

ここで月曜日はパパは会社・お兄ちゃんは学校があるので明日の3位決定戦を残し、先にダラスへと出発しました。

テニス会場の近くにある大きな家の庭には明け方や夕方には食べ物を探して鹿があちこちに出没します。自分の庭で鹿が食事していたら普通ビックリしますよね。(笑)
りすやうさぎも沢山いて、自然がいっぱいのこっています。(うさぎやりすはダラスでも)

 2005年10月24日(月)
今は最終日。各年齢男女決勝戦・3位4位決定戦・Consolation決勝戦の日。
素敵なホテルを早朝チェックアウトし、いつもの高校で少しウォームアップ。
気合十分のあやかを連れて試合会場のAustin Tennis Academyへ。
なにやら物々しい様子に目をやると少し前に10歳11歳女子決勝が始まった様子です。
いつもの雰囲気と違う原因は審判の声。今日はセルフジャッジではなく審判が背の高い審判席に座ってスコアカウントしてくれています。
『始めての審判付きの試合だぁ』『さすが全米大会!』と、親子とも大感激。
さて、10歳決勝は同じテキサス代表、昨日あやかが勝てなかった相手Nicki対South Carolina出身のHayleyCarter。どんな球も粘り強く返してくるNickiの隙をついて甘い球は必ず攻めるという戦法でゲームポイントは確実に取っていったHayleyの完勝。
このNickiと対戦すると1ポイント取るのにかなり長いラリーをしないといけません。
粘り強さが武器の彼女なのです。何とか彼女のそのスタイルをウち砕きたいあやかなのですが・・・。
練習あるのみ。。。。
その隣のコートでは11歳決勝が行われています。あの物々しさはこのコートからだったのです。
ひときわ大きな声でジャッジ、スコアを告げる審判。そしてその横には大きなビデオカメラを担いだカメラマン。       テニスクラブ常備のビデオカメラと、もう一台別のビデオカメラまでがコートの頭上から二人の戦いを撮っています。
Little Mo初4年連続優勝をかけたBlair Shankleとその挑戦者ペンシルバニア出身ロシア人らしいAnna Mamalatの試合です。見ていると程無く試合が終わりBlairの妹にスコアを聞いてみると1セット目5-7でBlairは惨敗だった様子。Little Mo関係者もこういう結果は予想していなかったかもしれません。
二人の試合2セット目を見ていると10歳決勝の二人とは違い、とても早いテンポでポイントが取られていきます。
サーブ、リターン、クロス、ポイント。サーブ、リターン、ダウンザライン、ポイント。。。。
それほど速くはないけれどしっかりしたサーブを二人ともものすごいスピードのあるリターンで応酬します。
『粘り強さ』が勝利の鍵、あやかに必要なものと思っていた私の考えに暗雲がたちこめます。
そしてチェンジマインド。粘り強さだけでは強くはなれない!(なんて単細胞なのでしょう?!)
11歳のこの二人、ポジションにつくのがとにかく早い。ポジションにつくのを競い合うようにしてお互いのボールに追いすがります。そしてアンバランスになった方がポイントを落とす・・・という感じでしょうか。
それにしてもこの球のスピードは・・・。インパクトの瞬間のラケットスピードが二人ともとても速いと感じたので、それがこの球を生み出しているのでしょう。
これこそあやかにまだ出来ていないこと。練習あるのみ。。。(笑)
かなり押され気味だったBlairが何とか盛り返し2セット目は辛くも7−5でBlairの勝ち。
3セット目までの10分のブレークをBlairはプライベートコーチのもとで過ごしています。
そして3セット目。
相変わらずの強打の二人ですが、大事なところで挑戦者のAnnaが集中力を失いポイントを押さえることができません。流れは挑戦者チにあると見ていた私もこれは最後まで見逃せないぞ・・・という気分になってきました。結果は終始変わらぬ集中力を発揮したBlair7−5の勝ち。
集中力・精神力って大事ですね。痛感した試合でした。
現在BlairはU-12で11位、通常U-14に出場して優勝を何度もしています。インターナショナルの大会でもアメリカ代表で勝利したりと、身近で一番プロに近い選手かも。Blairの表彰式が終わるといよいよあやかの試合です。

      

 3位決定戦は1セット目をセットポイントから逆転され、2セット目を踏ん張り取り返しましたが、最後は力尽きてしまいました。でも去年の今頃、出場すら考える余地のなかった状態で昨年も戦っていた選手の中に混じりここまでよく頑張ったと思います。ほとんどの選手は毎年常連のようでした。来年のナショナルに向け既に練習、トーナメントの日々が翌日からスタートしました。 To be Contineued・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         

 ここからは番外編で11月24日のサンクスギビングに開催されたU-12のナショナルトーナメントです。
アリゾナ州のツーソンで毎年開催されています。ここは西部劇に出てくる大きなサボテンで有名です。

             

      

      

 松島さん、日本のコーチのみなさん、日本のお友達、第3回キッズテニスカップに参加して沢山の人と知り合いました。
いつもみんなのことを思い、考えアメリカの大きな大陸で戦っています。大きな舞台でみんなとまたお会いできるようにこれからも頑張ります。

   

                  『奥野さんご一家、ありがとうございます。 wm』