奥野彩加ちゃんレポート 『世界を肌で感じた二大大会』
その1、エディハー編 松島さん、キッズテニスのみなさんこんにちは。 大変ご無沙汰してます。キッズテニス参加後もあやか一家は 大きなアメリカ大陸を縦横無尽に走り回り試合の日々に明け暮れています。 今回は日本でも有名な毎年年末に行われるエディハーとJr.オレンジボールに初めて参加しました。今年は世界各国から沢山の参加者が来ており連日熱戦が繰り広げ られていました。あまり上手くお伝えできないかもしれませんがこの二つの大会 について順を追ってレポートしたいと思います。 11月22日 アメリカではこの週はサンクスギビングといって国中が休む大きな連休です。ですが、あやか一家は休みではありません。 現在住んでいるカリフォルニアからフロリダまでは時差が3時間あり(フロリダの方が進んでいる)尚且つ移動時間は9時間以上かかります。 日本からサンフランシスコと同じくらいの時間がかかります。 当日の朝、6時起きでも現地到着は夜中でした。 11月23日 当日の朝、会場となっているIMGに、ひさしぶりに訪れます。 実は1年前の夏、フロリダ遠征中にドライブで5時間かけてIMGに見学に来ました。写真はその時のものです。
チェックイン会場にはどんどんU−12のジュニアが集まってきます。 会場の外には大きな128ドローが設置されていました。 その会場で日本人ジュニアを発見。あやかの日本の友達も参戦していたのですぐにわかりました。
日本からはジュニアが予選本戦各年代全部で28名が参戦しています。 中にはジュニアでは有名な内山選手、牟田口選手、尾崎選手らも入っています。 11月24日 23日までに予選が行われてており24日から本戦が始まります。 あやかもこの大会は大きな大会とわかっているのでいつも以上に緊張しています。 会場には各国から選手が集まっている為、様々な言葉が飛び交っておりアメリカの会場では無いようなちょっと違った雰囲気です。 U12歳しか調べていませんが出場参加国は32カ国です。 世界各地からの参戦です。 1回戦の対戦相手はなんと日本人ジュニアでした。 冗談であたるかもねぇ〜と前日話をしていたのですがまさか本当に対戦するとは。。。。。 6−0、6−0 11月25日 今日はR64とダブルスが始まります。 今日のシングルスの対戦はUSAとありますが、見たことの無い黒人の選手。フロリダにはたくさんテニス留学に来ている外国の選手がいるのでそういった選手のようです。 気になったのは自分の子供が負けだすと、黒人の親があること無いことコートのあやかに向かって文句をつけて妨害が始まったのでビックリしました。 6−3、6−0 ダブルスも順調に勝ちました。 11月26日 今日のR32が大きな山場だなぁと話をしていました。 今日はシード選手です。 10月に行われたナイキ主催のインターナショナルトーナメントにも アルゼンチンの国の代表としてイタリアへ行き戦ってきた選手です。 いよいよ世界にチャレンジっていう気持ちでワクワクしてきました。 一体どこまであやかは通用するのか、あやかは強敵を前にすると やる気満々で燃えるタイプ、余計にパワーを発揮します。 (空回りして自爆することも多々ありますが 苦笑) 実際戦うことが好きなようで、意外だったのですが実は あやか、ボクシングが大好きでテレビチャンネルで試合を見つけると 一生懸命見ています。(笑) もうひとつ、私がエントリーリストからこの対戦相手を 気にしていました。というのは、ナイキのインターナショナルに 出場していることを見つけ、あやかと同じドロー枠に入りそうな 気がする。いつも強い選手をドローで引くことが多いので きっと引くかもと予言していました。すると本当に対戦することに。(苦笑) 試合は私たちの想像をはるかに越えた内容であやかの圧勝 まさかの試合でしたがベスト16進出です。 6−2、6−2
正直勝って欲しい気持ちはありましたが、まさか勝つなんて。。。 ダブルスも順調に勝ち上がっています。 11月27日 シングルスはR16で、ダブルスはQFです。 今日の対戦相手はフロリダへテニス留学で来ている ロシア系の選手。 今日もよく頑張りました。6−4、6−3で まさか、まさかのベスト8です。 エディハーに出場する前の北カリフォルニアでの トーナメントでは調子が今ひとつだったので かなり心配していましたが、ここ大一番の大きな 大会で十分力を発揮しています。 ダブルスも勝ちあがりベスト4です。 ここまでくれば、期待以上の結果を期待してしまいます。(笑) 11月28日 アメリカ在住のジュニアと練習です。 彼女たちは南カリフォルニアのワイルで日々、トレーニングをしている これまた精鋭たちです。U-14のふたり。 この日のシングルスはあやかが意識しすぎで相手にではなく 自分自身にまけてしまいました。 本人もやはり、ここまでくると狙いたいものは優勝。! この試合を突破すればもうすぐだと、試合開始前から意識しすぎで 身体はガチガチ、サーブもストロークも硬すぎました。 結果、1−6、2−6とエラーを連発した試合となってしまいました。 一方ダブルスの方は順調に勝ち進み、決勝進出を果たしました。 明日はダブルスだけでも優勝すると、気持ちを切り替えます。
11月29日 実は前日、大変なことが起こっていました。 ダブルスのパートナーですが、シングルスで自分自身のカウントを間違え、更に相手にカウントをごまかされといった内容で勝ったゲームを落とし結局それが致命的で 負けてしまいました。その後、その選手の母親は起こってしまい あやかたちには伝えることなく、会場を後にして帰ってしまいました。 残されたあやかは、ひとりで翌朝のダブルスのチェックインへ。 大会関係者も無断で帰ったことを激怒していましたが、何もかわりません。 3人での表彰式となりました。 エディハーの恒例になっているようで決勝に勝ち残った選手同士自分のサインを交換するようです。 表彰の時の盾と相手選手のサインです。 初めてのインターナショナルでの大きな大会で シングルスベスト8、ダブルスファイナリストとよく頑張りました。!!!! 次は3週間後、もう一度フロリダでJr.オレンジボールです。 その2、Jr. オレンジボール編 12月1日ようやくエディハーの遠征から帰ってきました。 通常、日本ならあやかは小学6年生なんですがアメリカの学校の区切りが日本とは違うために、こちらでは中学生です。 小学生は5年生までで、6年生から中学生です。 更に、区切りは8月が新学期で終業式は6月です。 宿題の山に追われ、テストの嵐。 休んでいる間のMake Upを全てする必要があります。 学校は本当は休みに対して非常に厳しく、一定日数以上休むと両親が裁判所に呼ばれたり、罰金を取られる制度になっています。更に義務教育といえども、落第や退学になってしまうこともあります。 あやかは通常の生徒と同等、或いはそれ以上の成績を上げることを条件に特別許可をもらって学校を休みトーナメントに出場しています。 ということで、飛行機や試合の合間、ホテルではずっと勉強でフロリダへ来てもビーチへは行く時間はありません。 Jr. Orange Bowl直前も本当は最後の調整のため、練習に行きたかったのですが、学校を休むためにその間の宿題やテストを先にやる必要があり練習を休んで夜中まで勉強をしていました。 12月15日 エディハーから戻り、3週間あると思っていたのも一瞬で、またフロリダへ逆戻りです。 フロリダに住んでいたらいどんなに楽でしょうねぇ〜(笑) またもや、明け方とともに自宅を出発、現地着は夜中。 更に今回はマイアミが会場なんですがマイアミ行きが取れずフォートマイヤーズという場所に飛びました。 12月16日 フォートマイヤーズからマイアミまでは約2時間半くらいでしょうか。 朝起きて、レンタカーでマイアミまで。 今回の滞在先はこんなところです。
長期遠征の場合、あやか一家は出来るだけキッチン付きのホテルを探します。 連日、外食になると良くないので、あやか一家は必ず炊飯器持参ですよ。(笑) 自炊をすることで健康面にも気をつけることが出来るし、コストも節約できます。 限りある、遠征費なので贅沢は出来ません。良くも悪くも常にハングリー精神です。 そうは言っても、あやかの体調はすぐれず、喉の痛みを訴え、咳が出てきて試合への影響も出てくるのですが。。。。 14日から16日の間に予選が行われており本戦は17日から開始です。 このJr. Orange Bowlは前回のエディハーよりも更に国際色が強くU12しか確認していませんが、本戦出場者だけでなんと47カ国から選手が集まっています。 男子は予選が256ドロー、女子は予選が128ドローで行われ勝ち上がった16名が本選出場になります。本戦は全て128ドローです。 日本人ジュニアはエディハーの2倍以上の61名が予選、本戦でエントリーあやかたちが出会っただけで、4つの日本チームがいたそうです。 日本でも有名なジュニアのみんなにも遭遇、写真をパチリ! あやかは日本の小学6年生なら大きいほうですが、アメリカにいるとあまり大きく感じません。でも日本ならやっぱり大きいようですね。写真の牟田口選手らと比べると1〜2歳年下ですが、大きさは一緒くらいかなぁ。
写真は大会のRegistrationと、その後のWelcome Partyの様子です。 12月17日 いよいよ本戦開始です。 先月のエディハーよりも、強敵が集まっておりレベルは高くなっていますがあやかの目標は前回のベスト8以上、チャンスさえあれば当然優勝を狙います。 まぁ〜それは非常に難易度が高い目標ですが達成できる目標は目標じゃないので。。。 1回戦、わかっていても緊張します。まずこれを勝たないと明日以降がないので。 ちょっとゲーム開始後は硬かったようですが、打ち合っている間に本来のあやかに。 1セット目を6−1でとり、2セット目はなんと3日前にコーチから習った新しいことを早速試合で試めそうと動き出します。 練習もほとんどしていないことを1回戦とは言え、この大会の本番で試すとはたいした度胸です。試合の緊迫した雰囲気の中でトライです。 失敗もしましたが、成功したこともありまずまずだったようです。2セット目は6−3。 12月18日 この日は何故かオフ。12歳以下だけ今回のトーナメントはクレーコートを使用しています。 で、会場となっているところにはクレーコートが8面しかありません。 ということで、128ドローの64人だけが初日に1回戦を行い、残りの64人が二日目に1回戦となりました。なので今日は別の会場で戦っているU−14の日本人ジュニアの観戦に行きました。午後からは先のドローで対戦が予想される選手をチェックに。 12月19日 この日は韓国人が対戦相手 エディハーでは韓国人は誰もあやかに話しかけてこなかったようですが、エディハーで勝ち上がっていたので覚えていたのでしょう。韓国チームの選手たちがあやかに話しかけてきました。何故か、あやかのことを気に入ったようであやかと話がしたくて近づいてきていたようです。 勝負の方は6−1、6−2でした。 今日も2セット目はあやかが思いきって行動にでます。 サーブ&ボレー、ベースラインから打ち込んですかさずネットへ少しずつ前につめ、決めにいきます。 抜かれたり、決めたり、失敗したりですが実践の中で練習しています。 まだまだ精度に問題はありますが、色んなショットを試します。 でも、シード選手とあるいは競り合った状態では、確実なショットだけにして欲しいですね。 でないと、見ているこっちの身体に悪いです。。。(苦笑)
12月20日 日本人ジュニアが男女とも2回戦までで60名全員が敗退してしまいました。 アメリカの代表としてエントリーはしていますが、日本代表のつもりでみんなの分も頑張ってプレイしたいとあやかは気持ちは日本代表です。 3回戦の対戦相手はカナダの選手あやかの頭は相手の肩までしかありません。まぁそんな選手はアメリカにはたくさんいるから別に驚きはしませんが、パワーで負けないようにしないと。 そういった中で、1セットはあやかが相手を打ち負かします。 6−1で取った後、2セット目。 相手のパワーに打ち負けないように打ち合っているうちに、あやかのバランスが崩れてきていたようで、第1ゲームを取られると2セット目は一転1−5となりました。2−5としたところでベンチに戻り、気持ちを取り戻しこのゲームは落としてもいいから、3セット目につながる戦いをしよう。 弱気にならず思い切りぶつかろうと気持ちを切り替えたそうです。 そうやって打ち合っていると、ショットが蘇ってきました。 5−5に追いつき、6−6からタイムブイカーを勝ち取りました。 これでベスト16です。大きな舞台でも力を発揮できる選手に一歩近づいたかなぁ〜 連日、激しい戦いを制する中で、体力が落ちてきており少し心配 になってきています。 12月21日 当然ですが、日に日に対戦相手は強力になってきます。 今日の対戦相手は、イギリスのシード選手です。 知り合いからの情報だと、イギリスでなくスペインにテニス留学をしている選手だそうです。それだけであやかよりも実力があることがわかります。 更に、あやかたちと同等レベルのアメリカのトップグループ選手で、エディハーのあやかのダブルスパートナーを6−3、6−3であっさり破っています。 あやかがベストでない限り、試合前の情報からは勝てる要素がありません。 その中でどうやってあやかが戦うのか。。。。。 体調はどんどん下降してきていますが、その対戦相手との激しい打ち合いでゲーム開始。 最初の3ゲームは3連続でデュースです。2−1。 後でわかったことですが、途中から、ある人物があやかの試合を観戦してくれていました。 それは、松島さんのコラムでもお馴染みの濱ちゃんこと濱浦さんでした。 その濱ちゃんがうなるショットやブラボーと思わず口に出したドロップショット。 相手との激しい打ち合いの中で見せた、切れ味鋭いドロップは圧巻だったようです。 激しく打ち合うだけでなく、緩急をつけることで相手のバランスを崩しポイント を奪います。技ありといったところでしょうか。ストロークが強力なのでドロップが活きます。 体調とは正反対の絶好調のプレイで難関の強敵を6−2、6−3と封じ込み打ち勝ちました。これでエディハー同様、2大会連続のベスト8進出です。!! 疲れていますがガッツポーズです。 この日は午後からももう一試合組まれており、続いてQFが行われます。 喉の痛みに耐え、咳を我慢し、無理を押して薬を飲んでQFへ。 1セットは6−2で取りますが、2セット目5−1から5−5に追いつかれ 6−6から今日はセットを落としました。 3セット目は力尽き3−6でとうとうあやかの快進撃は幕を閉じました。 でも世界と戦ったこの2大大会で、世界を初めて肌で感じました。 全てのトップが集結しているとは思いませんが、世界の強敵を追いかけます。 この大会を通じてまたひと回り成長したように思います。 Jr.オレンジボールの優勝カップとオレンジ チェックインです。 仲良くなりました。 さぁ、このまま25日にはフロリダからアリゾナのツーソンに飛んでUSTAの一番レベルの高いウインターチャンピオンシップU−12に出場です。 その後、同じツーソンでCopper Bowlという別のナショナルトーナメントU−14にも 参戦で、まだまだあやか一家の遠征は終わりません。 今回の遠征は、阪神タイガースの夏のロードよりも長い23日間です。 あやか一家にはクリスマスも正月もありません。帰宅は1月7日です。(笑) 松島さん、キッズテニスを見ている皆さん、これからも頑張りますので宜しくお願いします。
あやかちゃん、お父さん、お母さん、ありがとうございました。