ノアテニスアカデミー千葉白子は初めての夏合宿に入りました。何せ出来立てのホヤホヤですから何でも「初めて」です。
初日から早々、藤原里華プロのチームが参加してくれ、毎日一緒にトレーニングしたり練習したり試合をしてくれたり。グランドスラムにも出ていたすごいお姉さんと日本のトップジュニアに相手してもらって参加した子供達は本当に良い経験ができたと思いますよ。
… くどい親父の説教ばかりでは説得力がないわね…
石井さやかは kids-tennis.com の海外遠征などに参加してくれていた先輩ですから、後輩と楽しくテニスしてくれて嬉しいですね。また来てくれるそうですからお楽しみに。合宿は16日までやっており、1日単位でどなたでも参加できますので来てね。
そういえば、kids-tennis.com の歴史始まって21年。この10年くらい tour 海外遠征の動画を作っていなかったので、大雑把ですが10年分まとめて作ってみました。
さやかも大爆笑に出演しております。
あと、アカデミーができて白子でキッズテニスカップをやっていないので、10月末に企画中です。近日発表。
10月前半の福岡は現在エントリー50名。小林コーチの羽田往復便も掲載していますので、羽田空港から引率を希望される方はどうぞご一緒に。
さてクロアチアのトレーナーのお話。
誰がみても単純にびっくりするのが、僕の知っているトレーナー、皆、道具を使わないということ。もちろんトレーニングルームなんてそもそもないし、重りも何にも使わない人ばかり。公園に設置してある鉄棒やベンチは使いますが、「自分の身体をいかに自由自在に動かすことができるか」という単純な目標のため、複雑な理論や道具、パソコンなど必要ないと考えているようですね。
チェコで一番有名なクラブ、このクラブのみでフェドカップ、デビスカップ優勝済ですが、このクラブは「トレーニングルーム」という名前の部屋があるものの、あるのは社会主義時代の古ぼけたダンベル、バーベルがゴロゴロ置いてあるだけ。マシンなんてまったくないし、プールもない。そしてここで追い込んでウインブルドン優勝。
僕たちてテニスコーチも大いに反省しなければならない点は多いと思いますが、データやパソコン、最新情報などに注目すべき場面と、そして地味に地味に、本当に「根性」を見せて頑張らなければならないベースの部分とを把握するべきでしょう。
昔よく外国の関係者に言われました。テニス専門誌が日本に5紙あった時。
どの本も素晴らしい連続写真。何とかプロの解説。誌上クリニック。誌上トレーニング解説。などなど、世界に類を見ない情報が日本テニス界にはあり、そして世界に類を見ない巨大なテニス市場が日本にはあって巨額なお金が動いており、しかし… それを活かせないまま国際競技力は…。
国際競技力、という観点から言えば、結果が全てであると書きましたが、そういった意味では、この5紙の存在は競技力向上に無意味だったと言えるでしょう。僕も連載していましたので責任あり。
つづく