移動移動で中々忙しく、アップ遅れてすいません。
申し上げた通り、パソコンが壊れてメール処理が難しいため、10月のキッズテニスカップの処理も未だできず、帰国後26日から頑張ってやりますのでお待ちくださいね。
11月からのフロリダ遠征、来年1月のオーストラリア遠征の要項も続けて出しますよ。希望される方はお早めに。
さてドイツ、カールスルーへは準々決勝でものすごい実力者、将来も有望な選手に敗れ、近くのバーデンバーデンで温泉に入り決勝を見学して僕も人生初となるブルガリア、ソフィアへ。今回空路移動ばかりで大変。
そしてここでは難敵を終始攻め切ってめでたく優勝。これで4大会出場し、最初と最後で優勝というビックリな上出来。
正直、今回は調子イマイチな感じの戦いが多かったのですが、その中でもどうにかこうにか接戦を物にし、ある程度の実績を残せたのは素晴らしいこと。
まあ、ジュニアの育成と考えると勝ったり負けたりが1番なのですが、本当にそのまま出来過ぎかもしれませんね。全部勝てる遠征はつまらないし、負け続けるのも心厳しい。
ここからはFacebook抜粋。
実はこの初めてのブルガリア遠征は当初予定になく、バルセロナ滞在中に変更したもので、その理由は一言、親友ダニエルの存在です。優勝のお祝いにブルガリア伝統料理の店に連れて行ってくれました。
今回のブルガリアは皆さんに色々とお知らせするべきことが諸々あるのですが、まずは一つ。彼はブルガリアテニス協会のジュニア責任者で、協会の仕事をフルタイムでしており、その上で全く実績のない我々をブルガリアで開催されるテニスヨーロッパ12歳以下のトップ大会カテゴリー1の大会に本戦ストレートインで出場させました。紗希乃はまだ10歳選手なんですが。
昨年からカテゴリー1、2に分かれた12歳以下、1は各国のナショナルチームにはフルホスピタリティー(宿泊食事などスポンサー持ち)となったため、彼はもちろんどうにかしてやろうと日本テニス協会に公式フォームで丁寧に「素晴らしい二人を迎えたい」と送ってくれました。
皆さんご存知のように、僕は何の資格も実績も学歴もないただの田舎コーチであり、選手も幼く無名。そんなの日本協会が認めるはずがない、と言っても聞かず、笑ってトライしようと。
もちろん答えはNOと返信名もないメール返信。
しかし本戦スタート変わらず、アパートも見つけてくれ、色々面倒を見てくれ、それで優勝して、ブルガリアテニス協会は大喜び。今後14歳以下、ITF、WTAでも大歓迎してくれるそうです。グレードが低いところからチャレンジしなくてはならないのは本当に大変なんですよ。ありがたい。
もう一つ。昨年から12歳以下もカテゴリーが別れたのは書きましたが、カテゴリー1の優勝者を集めた特別な大会がラファエルナダルアカデミーで始まりました。選手をフルホスピタリティー招待する形で行われます。ちょっと前にリンクしました。
確かに、14歳以下はターブなど世界一の大会がありますが、12歳以下にはこれといったものがないのでそれはものすごい盛り上がるでしょう。
ヨーロッパテニスがこれだけ素晴らしい実績を残しているのは、こういった新しい試みをどんどん創り、より良い選手が育つように、より良い指導者が育つように、そして保護者サポートも忘れず、地道に活動を続けていると言うことでしょう。
これは僕がテニスヨーロッパを見てきた30年変わりません。