OPEN SUPER 12 AURAY は街全体が世界に誇る大イベント。超満員の大観衆の中、世界から集まったスンバラしい実力の選手と闘い、どうにか決勝まで行きましたがラトビアのダリアちゃんに頑張り続けるも及ばず敗退。しかし結果的には準優勝は十分。
世界中から皆さんに応援をいただき、本当にありがとうございました。
試合の模様は YouTube で見れるので見てね。
しかしまあ、準決勝、決勝で当たった子らは言葉そのままに天才児で、身長も紗希乃よりも低い。見た目全く強そうでない。が、そのストローク力たるやまあ見てやってください。鬼のように強く正確に延々と打ち続け、心も乱れません。
そしてここ重要ですが、普段の練習時間も長くない。
紗希乃も他の選手よりも、というか日本の他の選手と比べても短い方だと思いますが、この年代で学校へも行かず延々練習しなければ勝てない選手は同然その先、皆んなが選手を目指して練習頑張り出す時(女子だと14歳くらい、男子で16歳くらいか)に当たり前のように追い抜かれるわけで、その辺りも保護者の皆さん、あまりこの業界に明るくないコーチの皆さんはその伸び代部分を理解しましょう。
道具でも最高のものを使わなければ現時点勝てないのなら無理。環境も練習相手も同じ。何でも良いものを提供してあげれば強くなるわけではない。
…というかダリアちゃんはコーチもついてきていない。練習は誰か捕まえて打つだけ。ラトビアのテニス環境???(そういえばリガ、レパーヤに昔行ったわ)末恐ろしい。
ま、確かに彼女ら、彼らは現時点世界トップグループにいるでしょうが、もちろんこれから数年後のトップはほとんど入れ替わるわけで、しかしこんな風にどこかの国のアカデミーでガンガンやっている選手よりも可能性が高いと言えるでしょうね。
そしてそういう選手の育成に必要なもの(ラケット、シューズ、練習環境など)をエージェントがサポートするという円満な図式があるわけです。
さて久しぶりに感動なこと。
下の写真は紗希乃の決勝後、男子の決勝が行われている時。のスタッフ、レフリールーム。
多分スタッフは地元のとても優しいじーちゃんばーちゃん老人会(ほぼワタクシと同じ)100名以上。レフリーも30人以上いると思いますが、その全員、ついでにレストランも、そう、全員が楽しみに試合を見に行っているのです。誰もいないので仕事もない。
日本でこんなことありますか?。ジュニア大会でも一般でも、スタッフは忙しい?のか見ないですよ。
昔、日本最大の国際プロ大会で仕事頼まれ、大会中にスタッフルームに入った知り合いがビックリ。テレビで試合は流れているけど誰も見ていないし、早く帰りたいのか競ると機嫌が悪くなる。偉い人たちは将棋に熱中。世界のトッププロがプレーしているのに。
確かに、僕も書いたように、皆がどうしても見たくなるようなテニス、マネージメント会社、ナイキ、アディダスがどうにか欲しいと思うテニス、を選手がすることが先決なんでしょうが、それを育てるために大人はちゃんと見なければならないと思いますよ。
現在経由地でアップ中。もう直ぐ帰ります。