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70回目終了

実際、同じジュニアのイベントを70回続けてやるということは想像を絶しますが、二十数年かけ、参加メンバーは変われども全く同じ事ができていることに驚きを感じます。
秋の恒例となっているキッズテニスカップ福岡大会、北海道から沖縄、台湾までの選手が集まり、今年も本村剛一プロ迎え、無事に終了しました。
そしてほとんどの子供達が親から離れ、グローバルアリーナの宿舎に泊まり、最後まで立派に頑張りました。
毎回毎回本当は誰に感謝すれば良いのか迷いますが、参加してくれた皆、送り出してくれた保護者の皆さん、ボランティアスタッフの皆、アディダスさん、施設関係の皆さん、子供一人旅をサポートしてくれた航空会社の皆さん、誰一人欠けてもこのようなイベントは成立しません。心から感謝いたします。ありがとうございました。
写真出してますので見て下さいね

次回は71回千葉白子大会です。再び本村剛一プロが来てくれますよ。
羽田空港送迎もありますので、是非みなさん白子でテニスしましょう。

そして今年の年末年始はノアテニスアカデミー千葉白子で『1DAYキッズテニスカップ』、つまりは1日完結の小さなキッズテニスカップを毎日開催し、試合の残った時間を練習するという形式でお泊まり参加するジュニアを募集します。年末年始時間がある方は年齢も幅広く行う予定なので集まってね。

さて今回は雨が降ったり止んだりの生憎のお天気で、会場のハードコートの水取りは大変。しかし多くの保護者の方々にお手伝いいただき、これも本当に感謝です。
このサイトは当然ながら選手本人よりも保護者の方が見るわけなので、簡単な言葉を使いながら大人の事情なども書いているのですが、みなさんが考えておられる事はほぼ全て世界中の保護者が考えている事であり、テニスのレベルがどうであれ、ご家庭の経済事情がどうであれ、練習環境がどうであれ、子供の運動神経ややる気がどうであれ、お国の事情がどうであれ、悩みのない親はおりません。… まあまあ、そういう事がよく分かっているので僕などは悩みが少ないとは言えますが。

人間とは恐ろしく欲の塊で、どんな現状でも満足はできませんから、無事に産まれてくることから願いは始まり、五体満足、運動会から勉強からテニスの試合まで活躍することを願い、ゆくゆくはプロ選手になることを親子共々夢に見ますよね。それはまたスポーツの魅力なのですが、本当に温かい保護者の眼差し、一人で旅をさせている方々もお同じでしょう。本当に素晴らしいと思います。

残念ながらテニスという競技において選手としてプロ生活をできるようになるには過去1万人のキッズテニスカップの出場者の中でも数人という狭き門ですが、もしもテニスが嫌いにならず、テニスで培った心と体を使って強く生き、親子共々仲良く暮らし、立派に独り立ちできるようになればそれは人生の青春期として親子で優勝しているようなものでしょう。
うちの息子も競技テニスの結果をしてはいつもながら低空飛行ですが、テニスを愛し、少しだけボランティアできるようになってきました。
これ以上望むものはありません。

スポーツの良いところは、努力したりサボったり、さまざまな要因や運で勝ったり負けたりすることです。残念ながらトーナメント形式では勝ち続けるのはたった一人。
勝ち、成功は喜びを知り、負け、失敗は挫折を味わいます。そして努力すれば勝ち、サボれば負ける、ということではない理不尽も学びます。
今後生きていく人生そのものです。
どうせ人生うまくいくことばかりではありません。誰でも失敗、挫折を味わいます。そしてそれを何度も経験していれば、心が折れてしまうこともないでしょう。負けた事がある、というのは大きな経験です。
一人旅でも同じですが、どうぞ皆さん子供達の失敗、負け、ミスを恐れず、頭ごなしに怒らず、見守ってやりましょう。
その経験はきっといつか役に立ち、テニスの試合よりも大きな勝利につながりますから。

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