立て続けに2件ヨーロッパより来客があり、最初はドイツからアディダスのフーバートさん親子。半分仕事で半分初来日観光。うちのアカデミーでテニスも楽しんでくれました。
このフーバートさんはアディダスのスカウト担当で、彼が選んだ選手が他のN社などの競合とセリにかかり、金額が決まるというのが若手ジュニアの世界。ちなみに、我々は他のアディダスの社員と誰も会うことなく話は進み、お金が振り込まれます。
問題は彼が生魚も肉も食べれないということで、まあまあ食事接待苦労。海老天はお気に入り。… 箸が使えず手で食う…
昨年も登場した我々のマネージャー、スターウィングの副社長トムはそういった企業と選手の間に入り、全ての面倒な業務をこなしてくれるわけで、それこそ何十億円も稼ぐシナーだけでなく12歳女子の面倒を見るために日本までわざわざ来る。
スターウィングの本社はロンドンにあり、エージェントも世界に散らばってはいるものの日本にはいないので、将来日本企業がクライアントになる場合を想定して、今回は東京麻布にある総合広告代理店 CIRCUS さんにお邪魔しました。
大谷翔平、ベッカム、ネイマール、Cロナウド、錦織圭、などなど世界トップスター選手と日本トップ企業を結び、超ビッグビジネスを展開されることがお得意で、そうそううちの選手がお世話になることは考えにくいですが、河野社長までミーティングに参加いただき本当に感謝しかありません。
ちなみに、スターウィングにはシナー、ワウリンカを含むたった21人の契約選手しかおらず、それをたった7人のエージェントが手厚く捌いていくという手作りファミリーのやり方で、どこかのビッグマネージメントグループのように何百と契約し、淘汰されて誰か上がってくる選手を育てればいい、というやり方の真逆。
企業から見ればどちらが正しいとは言えませんが、選手としてはこんなにありがたい待遇は嬉しい限りですね。
前回のコラムで告知させていただいたように、日本では「当たり前」とされている国内基準ではなく、このようなグローバルな観点から世界を感じ、直接ジュニアを我々は育成しているのですが、新たにスタッフを募集します。
我々と一緒にアカデミーで生活し、共に世界を舞台に活躍したいという若者。うちは女子が多いのでできればできれば女子。書いているようにこのような仕事は多種多様な活躍の場があるので、テニスの戦績やコーチ歴、英語力、などは重要視しません。世界でチャレンジしたいという意欲があれば十分です。
安定した企業に就職するもの良いでしょうが、一緒にグランドスラムの舞台で戦うのは魅力ですよね。興味のある方のご連絡をお持ちしております。
さてWTA日本シリーズ。チェコのデイビッドと選手が来る予定だったので3週連続で大変な接待だったのですが、選手の都合でキャンセル。よって暇になりました。
来週末はうちのアカデミーでキッズテニスカップもやりますのでぜひ皆さん遊びに来てね。