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USTA NAPLES

tour 69 早くも1週間。時差ぼけもいつものように僕以外解消し、天気も良く全員体調も良く調整もバッチリ。
週末はほぼ毎回参加している USTA アメリカテニス協会公式戦、車で2時間の距離にあるネイプルスへ。バルセロナでいつもお世話になっているエミリオ・サンチェスのアカデミーフロリダ校で行われる大会に全員参加しました。
アメリカテニス協会は鎖国的、排他的な政策であり、どんなに強い選手でも7段階あるレベルで6以下にしか我々外国人は出場できず、このようにアカデミーでの開催はそこの選手が出場してくれるのでそこそこのレベルとなりありがたし。勝ったり負けたり良い経験が積めました。

紗希乃は8歳の初めての遠征時、ここの試合でエミリオに認めてもらい、それからヨーロッパ、アメリカでも彼のアカデミーはホームとなり、レッスンもしつこいほどやってくれます(苦笑)。動画見てね。
ちなみに世界 ATP 7位まで行ったエミリオはビジネス的にもやり手で25年もアカデミーが続いているわけで、これは元プロが運営している例では珍しい。ほぼうまく行かないのが普通ですから。

そして今日から IMG 。そう、長年「エディーハー」として… 少なくとも40年くらいは… 呼ばれていた、つまりはエディーハーさんという爺ちゃんがスポンサーになって開催されていたオレンジボウルの前哨戦が名前を失い、IMG の大会として悲しいかな名称変更ということに。
日本でも同じく、長年個人が私財を投げ売って地元福岡で開催していた中牟田杯。中牟田さんが亡くなった後に JTA の公式には15歳以下選抜… という冷たい文字が…。大会を創る、開催する、スポンサーになる、ということがどれだけ大変なことなのか後の方々には知る由もないかもしれないけど、せめてしっかり創設の名前くらいは残すべき、と思います。
「デビスカップ」が世界国別対抗戦ではないように。ビリージーン… は個人的に好きではない。生きている自分の名前を冠にして堂々としている気が知れない。立派な諸先輩がたもいるでしょうに。

まあそれはさておき、IMGインターナショナル?、の予選が今日から始まります。
そしてこれも悲しいかな、ただでさえ非常に高いアメリカのテニス事情。エントリー費もスーパー。何度も書いていますが、「文化事業」として地元の子供達のために試合やレッスンを開催するヨーロッパの地域の考え方と違い、アメリカは全てがビジネス。儲けがなければ何も行動を起こさないし、お金がなければ何もできません。
もちろん例外はありますが、文化、芸術のように地元の子どもたちを応援し、皆で協力して才能を世界トップまで伸ばしていこうというヨーロッパ的な考え方とはかなり違うということですね。

最近の国際フライト。昔だったらスーツ着たジャパニーズビジネスマンがずらりと並び、世界中に勝負に飛び回っていたのですが、今や80%以上は外国人旅行客。国力低下はかなりです。
日本テニスはかなりアメリカより。極東からの資金は相当額になるので、ビジネスだけでなくもっと支援の輪を広げてほしいものですね。

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