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善造

真夏のスリランカから帰ったら真冬の日本関東地方。雪が降りそうなお天気の中震えるコーチは情けないですがやれやれ何歳までこれ続ける?… という感じ。
僕はその昔から時差に非常に弱く、気温差や食べ物、文化、などなどには強い方で、大きな時差のあるアメリカやヨーロッパに比べアジア遠征は楽な方。アジアの田舎は文化も面白い。
特にスリランカは観光も街も面白く、料理も美味しいのでみなさんも行ってみてね。

そして先週末はうちのアカデミーで2回目のブレイクスルーキャンプをやっていただきました。滝田コーチが企画し、アメリカから元盛田ファンド、望月君や坂本怜、西岡君などを指導していた山中夏雄コーチの特別キャンプです。実際、現在日本における一番実績を持ったテニスコーチでしょう。
少人数制だったのですぐに満員。地元を含め、北海道や島根から25人が集まって盛り上がりました。
指導の方はさすが。何にも特別なことはありませんが、しっかりと楽しく真剣に遊ぶ、という基本。それでいいんだよね。
楽しいレッスンを見ていると嬉しくなってきます。

さらに、人生初、白子から車まで3時間半、何と埼玉を通り越して群馬県高崎市にある清水善造メモリアルテニスコートへ。初めて「関東」と呼ばれる大会に行ってきました。… ちょっとだけ。
日本は特別にテニス人口が多い国ですが、この関東地区に住んでいるジュニアはなぜか不明ですがこの「関東」や「全国」という大会に出場する区分を異常なまでに重要視しており、親もクラブもそれを基準に色々と判断しているわけで、九州で育成を行なってきた僕にとってはいまだに理解不能。そりゃあ九州大会、全国大会に出れたら嬉しいでしょうが、それによって良い子、悪い子、と決めたり、レッスン料が違ったり、親の態度が違ったり、コーチの接し方が違ったり、つまりはその後の人生変わってくる… なんてことはないし、こんな地区大会にジュニア育成プロのコーチが大勢グラサンかけて集まることもないでしょう。

… ジュニアだけを指導するコーチ、というのが存在するのも関東特有。もちろんレッスン料はものすごい高い。地方のコーチはジュニアは安くするために一般レッスン頑張ってます。

まあ多くのコーチが集まっているということは、それだけ親がお金を払っているということであり、特に関東地区の親の出費は恐ろしいほど。
もちろん、その成績によって中学、高校、大学進学を考えているご家庭にはもちろん影響あるでしょう。頑張ってください。がしかし、何度も書いているように、諸外国でも同じ。もしもテニス選手を目指すのなからそもそも国内大会にそこまで時間とお金をかけるようなことはしないでしょうし、それよりも国際大会を選んで、そして世界レベルのテニスをして頑張っているでしょう。

まあつまり、プロのコーチがしっかり指導し、ご家庭はものすごいお金と労力をかけ、そして関東、全国を取り、少しでも良い学校へ行く… という図式が関東地区では成り立っており、学校へ行かず、勉強も全くせずに「それ」を行う… という不可解なジュニアもいるということですね。

さて関東大会が行われた会場は、僕が一番日本人テニス選手として尊敬する方の記念館付き。写真一枚でも本当にすごい迫力ですね。本人も写真も。カメラマンもこれくらいの迫力出せるように腕を磨きましょう。

群馬県箕輪村の農家の長男として育った清水さんのストーリーはぜひ皆さんご自身で調べてくださいね。
今の日本ジュニア関係の皆さんは「何」がしたいのか、それを明確に頑張ると良いと思いますよ。

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