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人種差別!?

似たような写真を昨年も見たと思いますが、旧友であり世界超一流のコーチとなったデイビッド・コテーザに指導を受けるため、フィレンツェ空港からウィーンへ飛び、クラブのお迎えを受けて毎度の Prostejov 日本カタカナでは難しいですが、プロステヨフとしておきましょう、に。… その前にピサの斜塔にちょっと観光。

2週間練習をするのですが理由はたくさんあり、まずは試合ばかりでなく「ホーム」的なところでのんびりすること。他にバルセロナ、ドブロブニク、ローマ、ベオグラード、などなど、40年以上この仕事をしていればお陰様でヨーロッパ滞在は問題ない。

そして何よりも説得力。何度か書いていますが、彼はウインブルドン優勝複数回のコーチで超一流であり、クラブも超一流。ほぼこのクラブのメンバーでデビスカップもフェドカップも優勝。地味で知名度は低いですが、現在もノスコバ、ムホバ、若手一番19歳のメンシック君など世界トップレベルの選手がここから育ち、練習し、競い合っているわけで、世界では「なんだか変な日本ジジイ」くらいしか思われていない松島のコーチングだけでは年間8桁のお金を出している皆さんがまあ心配だからです。笑

ただ、この6年間えー加減なジジイからえー加減な指導?を受けてきただけの紗希乃にとって、ここの超真面目、超基本な日々のスケジュールは大きなストレスであり、まあまあ修行として頑張っていただきましょうかねえ。

さて今日は時間もあるのでコラムらしいことを。時折聞かれるので「人種差別」という重々しいテーマを書いていきましょう。
まず最初に、チェコやクロアチア、セルビア、ブルガリア、など東ヨーロッパに国々でこういったことは聞きません。なぜかと言えば、そもそも東ヨーロッパに国民自体が西に比べて劣っていると社会全体的に思われており、西の重労働などを東の出稼ぎ人がやる、という社会構造が長年確立しているわけで、よって、スポーツなどで東側が勝つとそりゃあ盛り上がるわけで、アジア人、黒人を馬鹿にするような偏見はないに等しい。… 中にはにっくきロシアバルチック艦隊を倒した東郷平八郎、日本を誇る人もいまだにいるくらい。
もうしこし深く書くとすれば、東ヨーロッパ各地には戸籍もないジプシーの方々もたくさんいて、それはまた次回。

3週間イタリアにいましたが、イタリアではネットとかでも時々聞く話。差別された….。まあイギリス、フランスなど、我々もたくさん行っていますが、そんなこと感じたことは一度もありません。全く。
もともと不感症なのもあると思いますが、そもそもホテルやレストランでサービスが悪いとか、無視されたとかの話題で、そもそも日本のような「士魂商才」を期待するのが間違い。お客様第一、なんて誰も考えていない。平等精神。よって、アジア人の自分が差別された… というのはほぼ勘違いだと思いますよ。よその国に行って日本レベルのサービスなんて期待する方が間違い。

ただね、もしかしたら少しそういうこともあるのかもしれません。
が、そもそも日本にだって韓国や中国、台湾、アジア各国のことを馬鹿にしたり、地域、部落や貧富で差別する人なんてたくさんいますよね。ネットだってそんな記事たくさんです。何人で何が悪い。
日本こそが神の国である、のようなこと言っているからこうやって経済も世界から置いていかれているわけで、馬鹿にしていたアジアの国々からも置いていかれた事実を胸に、差別などないしっかりとした考えて生きていかなくてはならないと思います。

テニスでも同じ。自分は天才である、と思うのは素晴らしいですが、相手もリスペクトし、相手の才能も讃え、敗戦をしっかりと認め、純粋な気持ちで長い長い戦いを頑張っていかないと、絶対に強くはなれません。
ライバルや対戦相手を馬鹿にしたり、人の不幸を喜んだりラッキドローばかりを願ったりするのは敗者です。

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