久しぶりの帰省で九州へ。
何せ母親は恩年90歳。面倒を見る人も少なくほぼ自活しており、いやいやそろそろどこかに入っていただかないと… ということが主ですが、こちらも久しぶりに福岡で行われるITFで一平の応援。
まず、福岡から4時間レンタカーを運転し、九州ジュニアなどで通いまくった宮崎へ。そして国体予算を使いまくった豪華絢爛のテニス施設へ。
びっくり仰天!。インドアはウインブルドンよりもどこのグランドスラムよりも立派。こんな施設をこんな田舎に作って、大会のない日頃はどうする???、バブル時代かよ… という感じですが、日本はあまりに中央集権すぎるので主な大会全部ここに持ってくるのもありでしょう。
まあとにかく驚いたんですが、もっと驚いたのはコートの遅さ。故意に「遅く作った」そうですが、遅すぎて足も引っかかり、怪我人続出。ラリーが長いのは良いんですが、良いボールも中々決まらないのでプレーにどう影響するのかねえ。
何度か書いていますが、最近日本には「ハードコート神話」のようなものがあり、砂入り人工芝は悪でハードでなけれな強くなれない、そして遅くすれば遅いほど良い。という定説を皆が信じています。
これは数十年前に日本のほとんどのコートがオムニ、砂入り人工芝になった時と同じ状況で、そもそもそんなに画一する必要もないし、雨の多い日本ではオムニも重要。そしてなんでクレーを作らない?… というところでしょう。
現代テニスの中心はヨーロッパ。クレーコートで育ってきた選手が世界を制しているわけで、クレーの特性を皆もわかっているはずなのにハードコート神話の日本。やれやれですなあ。
確かにクレーはコートキーパーが必要ですが、僕のような爺ちゃんコーチの再雇用の機会もあるし、こんな予算があれば十分できると思いますが。
まあとにかく、作ってしまったんですからこれを有効活用し、皆で頑張っていきましょう。宮崎テニス協会も頑張って。
さて福岡宮崎を何往復し、福岡ITF30。これも近年増えすぎるほど増えていますが、主な目的は何でしょう?。ITFポイントを取って世界に行く足がかりを作る?…。
優勝した!、また優勝した!、また優勝した!。こんな感じで300番になったとしましょう。それからランキングを上げていくには海外の大会を転戦する必要があり、何度も書いているようにグランドスラムジュニアに出場するレベルになるには年間1000万以上かかります。
家や親戚に経済力がある選手は良いでしょうが、そうでない選手はどうするのよ?。どこかのスポンサーがやっているチビチビした遠征では到底足りないし、そもそも実際始動しているコーチが帯同しないと意味はないわけでしょう。
日本テニス界のお金の流れとして、協会はジュニアから大量にお金を吸い上げ、プロに使う、というのが最悪の常識。BJKでも何でイタリアに20人行く必要がある?。
企業スポンサーのお金も元プロのイベントや大会、少しの遠征などに行くだけ。
そもそも本気で日本から素晴らしい選手を輩出しようと思うなら、才能とやる気のある選手とコーチを探し出し、資金を与えて自由に世界を回らせるしかない。
今回たまたまTTCで行われていた企業スポンサーの選考会に出会しましたが、潔く数百万資金提供する方式らしく素晴らしいと思いました。
諸外国ではテニスブームも多いと聞きます。
テニスはピックルやパデルと違い、歴史と伝統、そして情緒と風情のある芸術的なものだと僕は思います。
もちろん、選手として成功することは憧れだと思いますが、それよりももっともっと重要な「何か」を感じることが重要であり、結局それを見つけることが世界へ通じる育成にもつながるということでしょう。