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親の才能

OSAKA, Naomi JPN [23] def
BAPTISTE, Hailey USA
6-3 6-1 2RD
28 AUG 2025
US Open 2025
USTA Billie Jean King National Tennis Center
NEW YORK,NY,
USA
Photographer / MANO,Hiromasa
MANNYS PHOTOGRAPHY of Tokyo
mannys@mannysjp.com

なおみちゃん復活おめでとう。大したもんですね。
最初見たのは14歳?くらいか、デカかったけどヘンテコなフォームでここまで来るなんて誰も想像できなかったわけで、同じようなことが伊藤あおいちゃんにも言えるかもしれませんね。

二人に共通しているのは父親がコーチでテニス歴がないこと。テニスの世界にどっぷりと浸かって常識まみれになったプロのコーチと違い、独自の理論と練習でここまで来るんですから本当に素晴らしい。
同じようなことが世界中のトップ選手にも言えますが、一体「プロコーチ」「プロトレーナー」と呼ばれて他人を教えてお金もらい、飯食っている方々はどうしたもんでしょうねえ。自分を含め。
モニカセレス、ウォズニアッキー、バルトリ… などなど、女子は非常に多いですが、トレーニングも独自でしたね。

日本でもその昔(僕の知る50年前くらいから)からそのパターンは結構いましたが、血の濃い同士が喧嘩せず、正しい判断で正しい道を行けば、それ以上に強いことはなく、しかしながら親子だけにうまくいかないことがほとんどで、いつしか誰かに任せてしまう… というパターンがほとんどでした。

ご両親、あるいは保護者の皆さんが張り切って子供の指導をする、あるいはコーチに任せても指導の主体性を持つ、ということは悪いことではありません。要は成績が伸び、親子共々精神的にも成長すれば良い。
しかし、もしもテニスという競技でそれなりの実績を収め、それなりの立場に立ちたい、というのであればそれなりの親の覚悟が必要です。
もちろん何度も書いているように「お金」も重要ですが、たとえ全日本ジュニアを考えていても、これはやってはいけない、ということを今日は紹介しましょう。

もしも子供に才能があっても、もしもお金が十分あっても、親がこれなら絶対にテニス、あるいはもしかしたら人生でも成功しません。

1、ライバルの不調を願うこと
これは随分前に書きましたが、あるジュニアの保護者が僕に「あの子を練習に入れないでほしい。伸びると困るから。」と外部練習生を名指しで言いました。
ライバルは自分を伸ばす最高の存在であり、強ければ強いほどそれを乗り越えるために必死で頑張れる友です。一緒にウインブルドンへ行くつもりで頑張れないんだったら何をやっても無理。ずっと町内大会にでも優勝してください。

2、目の前の小さな大会、勝利、人目を気にすること
全国大会前の練習試合、一回戦の対戦相手のコーチから見られたくない、という理由で離脱するとは…。もちろん勝てません。

3、24時間一緒に生活する親子、保護者の場合、なかなか気分転換ができません。調子が良い時は良いでしょうが、そうでない時など、家庭にテニスを持ち込まないルールを作らないと、子供は次第に辛くなっていきます。

4、練習、トレーニング量の加減
指導する保護者に本格的なスポーツ経験がない場合(特にホワイトカラーでストレス溜まっている方に多い傾向)、ものすごい量の練習をさせて夢を実現する「夢」を見ている場合が多いのですが、確かに10歳、12歳、14歳など幼少期、早くテニスを始めたり、毎日の練習量が多かったりで勝てます。なんなら体が大きかったり、単純に粘り強かったり、ずる賢かっったりで全日本小学生優勝なんて何度もありました。
が、ある年齢を過ぎると、単純に足し算でしかなかったテニスのレベルが複雑な方程式となり、昔強かった選手が全く勝てなくなります。こういったことをよくよく知り、練習量、試合、成績を冷静に判断する必要があります。
ウインブルドンジュニア14歳以下で優勝しても将来どうなるかは誰にもわかりませんが、それまでどれだけ余裕を持って日々を送ってきたかというところでしょうね。

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