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ではもしも

世界で一番美しい街、アドリア海の真珠、世界遺産ドブロブニクを望む崖っぷちにて。tour 73 の10歳チーム、そして鈴木眞一監督、良くぞ無事に帰国おめでとうございます。
試合で勝ったり負けたりは非常に小さなことで、長い人生を広く大きく生き抜く力を育むことが重要なのは、日本から見守っていた保護者の方々が一番よくわかったと思います。
ぜひこの経験を活かして頑張ってくださいね。

第74回目の(遠征と大会の数が揃ってきた)キッズテニスカップ、キッズテニスカップ74福岡のエントリーも始まりました。ぜひ皆さん一緒に頑張りましょう。
カテゴリーの人数が少ない場合、ミックスして試合を行うこともありますが、表彰は年齢ごとに行います。
我々ボランティアが長年開催している大会ですので、参加人数は関係ありません。参加したい選手が来てくれれば良いのです。飛行機のお迎えもします。
そういえば紗希乃が最初に出たキッズテニスカップも少人数でしたが、ビジネス的には無意味でも、価値的には何にも変えることができないもの。
たとえ赤字でも kids-tennis.com が破産するまで続きますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて前回の、Facebook の続き。現実的に理解しやすく。
宮澤紗希乃は皆さんご存知の通り、今のところ、13歳という年齢ではそこそこ世界的な実力を残しておりますが、このまま20歳まで、世界トップまですんなりと上がっていけるという保証は何もないし、そんなに世界のプロテニス界は甘くないことはご存知でしょう。数々の日本トップジニアが100位に入れず消えていってしまいますからね。厳しい世界です。
しかし、グランドスラムトップまでチャレンジできる道、可能性は彼女はすでに掴んでいます。それは世界トップの経験や実績があるスタッフがサポートし、可能性を認め、そしてそれに従って「資金力」があるということです。
彼女のお家はごく普通のご家庭ですが、大手マネージメント会社と11歳で契約し、ウエアーメーカー、ラケットメーカーから活動に十分な契約金を貰うことができていますので、誰に媚びる必要もなく、テニスさえ頑張っていればお金の心配はないということ。もちろん、将来性がないと判断されれば契約期間終了で資金は終わりますが。

ではもしも、彼女が全く同じ実力がありながら人生の巡り合わせが少しズレて金銭的サポートがなかったらどうなっていたでしょう?。
13歳で多分日本そこそこトップになり、海外に向けて ITF など回ろうとしたでしょうが、グランドスラムジュニアに出るのでさえ1千万かかります。なんとか財団に頼んでも無理な金額ですし、なんとかプロジェクトとかでも「ちょっと」サポートしてもらえるだけ。無理です。MMTFであれば資金的には大丈夫でしょうが。

見方を変え、世界で開催されているテニス大会。ジュニア、一般も含めてグレードがありますが、そのグレードが高いければ高いほど賞金、ポイントが多く、強い選手が多く集まり、その大会側の義務として ITF、ATP、WTA などから「ホスピタリティー」の施行が義務付けられます。
そのために大会運営側は必死でスポンサーを見つけ、選手の宿泊、食事、移動サポート、などなどの為の資金を獲得します。獲得できなかったら大会は潰れます。大会運営側も結構大変なんですね。もちろん上手にやって大きな利益を生んでいる大会もたくさんあります。

ジュニア大会として、せっかくホスピタリティーを付けているので世界中から優秀な選手に来てほしい。よって世界各国のテニス協会から推薦のチームには、監督も選手もフルホスピタリティーで受け入れますよ、というシステムがあり、チームのメンバーはチームの最後の一人が負けるまで全て無料で生活、テニスできます。
書いているように、各国テニス協会が正式なナショナルチームを派遣する場合、それが対象になりますが、世界中で開催されている大会にそんなことできるはずがない。よって、個人で参加する選手、コーチ、あるいは親にもナショナルチームの権利を渡し、「頑張ってね」と国の強化の一環としてサポートする。
これはほぼ全世界の国々の協会が行なっている事実。こうやって資金的に厳しいジュニア選手のサポートを周りの大人たちがしています。

今回のヨーロッパ遠征でも書いているように、今の世界的物価高の具合は相当で、もしもこの日本協会のサポートを受け、紗希乃が1年間遠征した場合、数百万単位で経費が下がり、色々な援助をもらえれば可能性も見えてくるということですし、逆を言えば、現行のシステム?のように日本テニス協会の方針であれば、宮澤紗希乃というジュニア選手は世界で羽ばたけないでしょう。

小さなことのように思われますが、これは非常に大きな問題であり、日本協会はすぐに改善し、発表するべきことです。

 

「ではもしも」への3件のフィードバック

  1. コメントですのでなるべく短く書きますが、英国、フランス、スペインの主要テニス協会における資産構造、財務戦略、人材活用、選手支援体制についての取り組みを整理し、日本テニス協会との比較を通じて、私なりに今後の戦略的な提言してみました。

    2. 各国テニス協会の資産運営と支援体制
    2.1イギリステニス協会(LTA)
    ・主な収益源はウィンブルドンからの配分。これにより財務的に極めて安定している。
    ・収益の大部分を草の根テニスの普及、コーチ育成、施設整備、ジュニア支援に再投資。
    ・財務管理は法人化され、公益法人として国の監査のもとに運営。
    ・近年では、大学テニスや地方都市のテニスセンター支援も強化。

    2.2 フランステニス協会(FFT)
    ・ローランギャロス(全仏オープン)の運営による巨大な収益基盤。
    ・得られた利益は協会傘下のクラブ、コーチ、選手への支援に再投資。
    ・パリ近郊にトレーニングセンター(INSEP)を構え、世界レベルの育成拠点に。
    ・マーケティング専門家や民間からの人材登用により経営効率も高い。

    2.3 スペインテニス協会(RFET)
    ・ATP/WTA大会(例:マドリード・オープン)との連携や、自治体との共同事業による収益確保。
    ・選手のプロ転向を前提とした若手支援体制が確立されており、コーチング拠点も全国に整備。
    ・ナショナルトレーニングセンターはバルセロナに位置し、民間アカデミーとの連携も活発。
    ・特にプロ育成にフォーカスしており、選手ファンドや奨学金制度が充実している。

    3. 日本との比較と課題
    ・日本テニス協会は独立財源の確保に課題があり、国際大会からの利益還元構造が乏しい。
    ・人的資本(マーケティング、マネジメント、国際戦略)への投資が限定的。
    ・選手支援はスポンサー企業依存が強く、構造的に不安定。
    ・トレーニングセンターの一極集中や、育成の地域格差も課題。

    4. 戦略的提言
    ① 「独立採算型モデル」の構築:
     国際大会の誘致・運営を通じた安定収益源の確保。

    ② 資産再投資の透明性強化:
     得られた収益を選手育成、コーチ養成、施設整備に再分配する明確な枠組みづくり。

    ③ 民間との連携拡大:
     スポーツビジネス、観光業界、教育機関と協働し、人材登用と地域展開を強化。

    ④ 選手支援の制度化:
     プロ転向支援基金や、ジュニア選手の遠征補助制度の拡充。

    ⑤ 地域展開の強化:
     地方自治体とのパートナーシップによる地域テニスセンターの設立。

    といったら夢も希望も持てなくなりそうです笑

    1. ごもっともなご意見ありがとうございます。
      そこまで根本的にやるのであれば、文科省から「できるお役人」が天下ってくるか、大きなスポンサーが動いて経営のプロを雇い、人事を全部変えないといけませんね。笑

  2. 松嶋さん。何を書いても無理です。変わりません。日本の政治と同じです。逆に言うと宮澤さんぐらい認められないと厳しいと言う事です。では逆に協会が変化してホスピタリティを出したとします。協会のベネフィットはありますか?あるとしたら協会にどのようにして還元します?強くなって?強いってどのぐらい?大体選手や関係者はプロなっても活動費が十分ではなく、遠征費高い…コーチ代高いとか言って自分に投資しない、できない選手が多いです。それが現在の日本のテニスマーケットでしょう。
    私の結構としてはそんな事に労力を使わず、自分の力で実力とチームを作る。コーチもそんな組織は放置していかに自分と自分のチームが成長できる事だけ考え行動するばいいのではないでしょうか?
    これからも陰ながら応援しています。

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