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tour 54 フロリダ スタート

夏のヨーロッパ遠征に続き、冬のフロリダ遠征も復活。
こんな時期にとんでもない、と思われる方も多いかと思いますが、その「普通」の人々がとんでもない、と思われることを行わなければ、普通でない、つまりは特別な存在になることは不可能なのは誰でも知っている。しかし普通と言われる方々は実行できない。そしてそれをやってみる選手、ご家族が集まってこの遠征は実行されています。自分の未来は自分で決めるしかないですもんね。

もちろん、全ては日本国政府、アメリカ合衆国政府の規定に従って行動しており、ルールを破ってはおりませんのであしからず。

しかし非常に面倒です。参考までに準備として、大人は2度のワクチン接種。そしてその英語表記の証明を役所で入手。72時間前のPCR検査。そしてその証明。帰国時の検査。自主隔離… と延々と続き、そろそろコロナも勘弁してほしいと願うわけですよね。

このフロリダ遠征の内容は毎年と変わりませんが、実は USTA は結構面倒も多い。facebook にも少し書きましたが、まずは毎年毎年変わり続けるルール。例えば、実は数年前から10歳以下の選手は12歳以下に出れない、レッドボールから試合に出て、ポイントを積み重ねて実績を積んでから、というルールがあり、3年くらい前のカリフォルニア遠征では我々もそれに従いました。しかし2年前は OK。9歳でも12歳以下出場し頑張りましたね。
が、今年はエントリーシステム自体が弾かれ、生年月日でエントリーできない。
いやいやうちの選手はそこそこ強いのでそんなことはできるかよ、と優秀なスタッフが USTA と交渉を重ね、結局この二人は第1戦となったウエストパームビーチ12歳以下に出場できました。まあ、交渉して説得できるところも日本とは大違いですね。

USTA、アメリカテニス協会主催の大会はレベルが1から7まであり、外国籍の選手は6、7、もしくはたまにあるオープンにしか出れず、アメリカのランキングには上位進出できません。まあそれが USTAの狙いであり、この排他的な考え方がヨーロッパテニスとの格差を生んでいるんでしょうけどね。
ただ、レベルが低い大会にしか出れないとはいえ、この12歳以下の大会も明らかに我々のように才能ある低年齢の子供たちが集まっており、カイは接戦ばかりで危ない危ない。十分しっかりとした練習になります。

公式戦なのにウエアーも自由。世界中そうですが、子供たちにとって何が重要か大人は分かっているはず。
必ずユニフォームを着たオフィシャル審判員がコートレフリーとして巡回し、問題を解決しているのも日本と大違いかな。
とにかく、色々な国々には当たり前のように良いところも悪いところもあり、そういったことを学ぶことによって自分、自国のことがわかります。

子供たちのテニスも同じ。テニスは比較のスポーツですから、小さな頃から自分を世界と比較して成長していくことが重要ですね。

またのレポートお楽しみに。

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