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第66回佐用大会終了

昨年始まった初の関西開催、キッズテニスカップ66佐用が無事に終了しました。集まってくれたみなさん本当にありがとうございます。
ギャラリーではカメラマンのmihoさんが頑張ってくれて参加全員をカバーしているはずよ。

いつも書きますが、子供達は素晴らしく今を生き、輝いています。
勝ったり負けたり色々悩むことはありませんし、テニスの成績で子供の価値を測ることもありません。日本一になろうが世界一になろうが同じです。
どうぞこの思い出を大切に生き、ご家族の絆を末長く。

次は10月7日からの3連休、福岡大会です。今年は珍しく少ないのでみなさん来てね。

さて前回の続き。
「世界一になりたい。」
よく聞く言葉です。
もしもその子供の夢を叶えるため、資金を地元の企業や支援者から集めようとする場合、大きなネックはテニスがあまりにも極端な個人主義のスポーツであることです。
つまりは、自分が強くなる、有名になる、お金持ちになる、などなど、わかりやすく言えば「エゴの塊」という感覚になるからですね。これは実際に資金集めなどに失敗した例が多数あります。

例えば地域の学校やサッカー、バスケット、ラグビーなどのチームであれば、勝ち抜いて有名になれば街の誇りであるし、個人に特化しているわけでもないので地元企業は応援しやすい。サッカーもJリーグ創設の時にヨーロッパ方式の「地元密着」を採用し、資金集めを成功させました。日本のプロ野球もそれに習って変革していますし、バスケットも同じ。地元愛です。
テニスの場合、余程の田舎でスポーツが盛んでない地域まで行かなければ、個人に企業がお金を出してくれることは難しい。可能性があるとすれば、親戚筋、取引先などでしょう。
日本でも多少の財団や大手企業が資金をサポートしてくれている実情がありますが、世界までの資金全てを賄えるのはMMTFだけでしょうし、それに合格するのは至難の業… であり、たとえ合格してもグランドスラムまで行く確率は…。当然誰もわかりませんが、チャレンジできることには変わりませんけど。

とにかく、野球、サッカー、バスケット、ラグビー、バレーボール、卓球、などなど、日本のスポーツは組織的に動き、大いに成功していることはみなさんご存知でしょうが、メジャースポーツなはずのテニスは全く昔のままで地上波にも映らないしお客もまばら。日本のプロでも苦労してるのに子供の資金まで行き渡らないですね。

そういったことを考え、もしも個人で地元スポンサーを探す場合、ぜひやって欲しいのが、単にエゴだけでなく、自分がグランドスラムに出たなら、世界一になったなら、こういった効果があり、それによって地域や社会にこうやって貢献していく、という約束を壮大な計画書に盛り込むことです。
もちろんそうそう夢は達成できませんので、もしもうまく行かずとも、皆から応援してもらえるような、夢を追いかけれるような活動をすることです。
世界中、資金集めに成功した例はそれを実行しています。
小さければ小さいほど企業は良い。稟議や会議で通すのではなく、社長の一存で決まりますので。

グランドスラムまで行く道は様々。小さな頃から神童と言われ、貧乏でもマネージメント会社かついて成功する例もあれば、苦労して苦労して世界中のドサまわりから這い上がり、時間はものすごくかかっても神童を追い抜いた選手もいます。
夢を語るのは良いですが、大人やコーチは誤魔化したり嘘をついたりしてはいけません。

内山君、西岡君が自分の地元でITFやジュニアの大会を開催しているのは素晴らしい社会貢献だと思います。

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