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手紙

ティアフォーの頭がこんなに芸術的になるとは誰も思いつかなかったでしょう。mannysさすが。
今日から行われるはずだった15歳以下日本代表選考会(中牟田杯)は昨日からの豪雨で順延に。「中牟田」という名前は省かれることも多いですが、敬意を持って残しましょう。

この「日本代表選考」という言葉は色々とあるようですが、日本のように選手全員が日本代表になりたい場合、協会が代表選考、と言っているのでその結果で決定すべきです。
もしも優勝者が選ばれず、民事訴訟を起こされたら協会は負け、精神的損害賠償のお金を払わなければならないでしょう。一度裁判にでもなったらいいかもしれませんね。

勝ったのに選ばれない、というケースは僕の知る限りも何度もありますが、協会の気持ちもわかります。国内でライバルに勝つために「その国内枠の中のテニス」で小さく勝ち抜く選手より、負けても世界への可能性のある選手を選びたい、ということでしょう。
しかし、それは日本国内全体の流れ、つまりは協会がそのような体質にしてしまっているとも言えます。

大きな全国大会は地域で一度でも負ければ終わり。練習コートも練習時間もなくサーブ4本で試合開始。負けたらコンソレもなく帰れ。皆がミス少なくそつが無いので、小さな頃からそれ以上にミス少なくしなけれ全国まで勝ち抜けない。関東の子らはテニスの質よりもポイントを取るために年中試合に出てポイントを集めることに家族で必死。
そんなんで国内でものすごいテニスをする選手なんて出るはずがない。だから皆、本当に上昇志向のある選手は海外に行くんですよね。ソレが正解でしょう。

こんなことかぞきれないほど書いていますが、US OPENジュニアで女子は活躍している… ように見えますが、本当に強い選手は15、16歳くらいからプロ大会に出ていますので賞金の全くないジュニアに出るはずがない。一般大衆の方々はそんなこと知る必要はありませんが、少なくとも子供を世界への可能性を残して育成したいと思っている親、コーチ、あるいはスポンサーの方々は知っておいてください。

さて前回の続き。マネージメント会社やメーカーがお金を出す場合はあくまでその投資以上のリターンが見込める選手のみ。つまり、そのエージェントが見て世界のトップレベルになり、すごい経済効果を上げる可能性があるということで、これは相当にハードルが高い。そもそも日本国内やお住まいの国の大会に出てやーやー言っている方々には全く関係なし。

YONEX、DUNLOPは別。日本本社ですので決済できます。数百万、数千万単位で契約を求められたら世界を回る資金となり、可能性があると思ってください。当然日本人を応援しますので非常に有利です。
という風に、今度は日本人専門、MMTFや富士薬品、その他の資金を提供している財団などによるサポートを受けることについて。

これは上記のマネージメント会社、メーカーとの契約のように契約金を自由に使えるわけではなく、色々な「縛り」があります。例えばMMTFであればIMGで担当のコーチと練習しなければならないし、主催する大会、練習会、遠征に参加しなければならない、などその他も色々様々。
そして僕の知る限り、MMTF以外の全てはそのサポートだけではそもそも本当に世界を目指すところまで行くことは難しい。資金が足りなかったり、ちょっとした遠征に時々連れて行ってくれてもそれでは足りないし、練習環境も厳しいまま、など。MMTFはそのまま丸ごととパッケージになっているようなもので、練習も遠征もコーチもマネージメントもお金も揃っているわけで、IMGに固執すること以外は素晴らしいと思います。個人的な意見ですが。

しかし、もしも真剣に世界へ向けた資金繰りを考える場合、ぜひ頑張って欲しいのが地元の企業や親戚、縁故関係からの支援です。企業であれば広告宣伝費で経費決済できますし、地元や親戚は絶対応援してくれます。情報冊子を作り、丁寧に頭を下げて子供夢にお願いするのが親、コーチの役目でしょう。
有名な話ですが、なおみちゃんのお母さんはその昔忙しい仕事の中、何百通も手書きで企業にお願いの手紙を書いたそうです。SNSで嘆いても何も話は進みません。
親は子供の練習や試合を見ている暇があるのなら、働くか手紙を書きましょう。
そのためにコーチはいます。

多分続く…

今日から第66回キッズテニスカップ佐用大会!。写真もアップするの青楽しみに。

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