いい子?

tour 54 フロリダ遠征は準備も大詰め。
メンバーもほぼ決まり、出場大会、スケジュールを確認し、コロナ禍でキャンセルだらけのフライトスケジュールに合わせて調整中です。

今年は日本から遠征するチームも少ないようです。当然でしょうが。
我々はコロナ当初からの行動を維持し、攻めながら守る姿勢をとります。

お陰様でこのご時世、コロナ感染、もしくは濃厚接触にも対応する海外旅行保険もあり、子供達を守りながら「今」できる最高の経験が積めるように努力しますね。

第58回キッズテニスカップ福岡大会も順調に準備中。この大会は毎回グローバルアリーナが無料空港送迎バスを出してくれ、スタッフが送迎していますが、フライト情報などを皆さん確認よろしく。
最終日の釣りイベントはお天気次第なので「てるてる坊主」作ってね。

今年の US OPEN はいよいよ変革の時期のようで面白かったですね。
個性豊かな男子。メドベデフのあのテニス、あのフォームというかボールの当たり方… いやはやよくもまあそのままジュニアから成長し、グランドスラム優勝まできたなあと感慨深し。常識的に言えばダメダメフォームですもんね。
凡人、あるいは普通の優秀な人間レベルくらいではあの感性をジュニアの頃から育成、評価できないですよ。

そして正統派地味テニスながらしっかり頑張るティーン女子。前回からの話の続きですが、長年の読者の方々は当然ご存知。僕はこの年代、低年齢の頃の世界ダントツトップ選手をコーチしていたわけで、この二人は全くそのレベルにも届かない無名のただの女の子。それがなおみちゃんのようにアレヨアレヨという間にグランドスラム決勝。
まあつまり、すでに18歳でこの有様。ここに書いていたそのままがこの US OPEN で実証されたわけで、本当に皆さん考えていただきたい。

もちろん、人間誰しも目の前に勝負に勝ちたい。勝たせたい。大きな大会にも出たい。そのためにたくさん練習し、ライバルのなんとか君、なんとかちゃんに勝ち、SNS でブイブイ書きたい。
そのためには「今勝つテニス」をするしかない。… そんなこと思っていなくとも、勝ちたい、勝たせたい、と願えば必然的のそうなる。
そしていつからか相手の凡ミスを喜ぶようになり、練習は強い人と、試合ではできるだけ弱い相手と当たることを願ようになる。ドローが悪いと文句を言うようになる。
全国大会に出て勝つ子が「いい子」になり、勝てない子はダメのレッテルを貼られる。

こんな風なダメ親、コーチになることだけは避けていただきたいし、低年齢でテニスが強い、勝つ、ということの意味、そして無意味を理解し、子供達の健全な心身の育成に励んでほしい。
テニスなんて人生のほんの一部であり、結局は小さなことですから。

しかし感心するのは、低年齢時に全然勝てなかったり真面目にやらなかったりラケット何十本も折ったりしても、慌てず騒がずずっと子供を信じて継続させ、じっくり時間をかけて本当のプロ選手に育てた親、コーチの度量ですね。… 多分過度な期待がなかったのが良かったんでしょうけど。

大きなことを成すにははるか遠くを見ることができるかどうか、というところですかね。

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