キッズテニスカップ第60回沖縄、第61回佐用、要項は日々アップデートされていますので確認してくださいね。特に引率が必要な方は早めに連絡よろしくお願いいたします。
陽介はもう10年以上前… 何年前か忘れましたが兄弟でオーストラリア遠征に参加してくれました。当時から個性溢れてかっこいいテニスでしたねえ。
彼も同じく、日本でトップジュニア選手となり、ITF 国際ジュニア大会ではそこそこに上位に入り、色々なところで注目されたとしても、18歳を過ぎて「一般」の部に入ってしまえはその中での結果、つまりは年齢関係ない実力の世界になる舞台で勝たなければ終わりです。
ここんとこ勘違いしている方々が日本だけでなく世界でも多い。
全日本ジュニアで優勝しても、ITF 国際ジュニア大会でいくら勝っても、ウインブルドンジュニアで優勝しても、盛田ファンドに合格しても、高〜い有名アカデミーに入っても、有名コーチに習っても、テレビやYouTubeに出ても、どこかのメーカーと契約しても、いくらお金持ちでも、そうそう簡単に世界で100位に入れるわけではありません。
実質的なことを言えば、世界の下部大会を回っている賞金では食っていけない選手?の方々が世界中に男女とも1000人くらいいるとして、その900人に勝ち抜かなければグランドスラムはないということ。つまり、最下部大会、15K、25K、フューチャーズ、チャレンジャー(ITF、WTA 、ATPなどによって呼び方は色々)などなど日本のプロ選手が回っている大会で全部優勝しまくってさっさと上の大会、上の大会に上がらなければならないということです。
もちろん、国際ジュニア大会で実績があれば大手マネージメントグループと契約したりして、その会社が管轄する大きな大会などにワイルドカードがもらえたり、国のトップ選手であればその国の大会で優遇してもらえたりしますが、実力がなければ周りの選手に「カモ」にされるだけ。いやはや大変。
つまりこういうこと。「世界を目指す」という意味は、この下部大会を数年で勝ち抜き切るテニスを日々目指し、100位以内に達するその実力を小さな頃から付けていくということです。
打球センス、動き、展開力、体力、根性、国際協調力、何でも食べれる強い身体、などなどもちろんですが、そのレベルは国内を目標にする選手とは全く違うでしょう。
分かりやすい例。男子選手なら12歳でもなれば200km/hのサービスエース打てる練習たくさんしてますか?。
… もしかして、次の公認大会で勝つためにダブルフォルトしない、相手の苦手なコースを狙う、なんて練習ばかりしてませんか?。
打たないで打てるようにはなりません。
10年後に完成する武器は、毎日毎日の練習でしか作られないし、目の前のポイントを気にしてミスを減らすことは、無駄な努力のように見える大きな目標と相反するやり方に見えるでしょう。
世界中の100〜1000位の選手が皆思っています。
「あのジュニアの時にもっと違った練習をしとけばよかったなあ」と。