このメドベーデフ君、普通のテニスファンなら変わったフォームだなあ… と思うところでしょうが、ジュニアのコーチから見れば、当然のことながらこのグリップ、フォームを何度色々な人から「変えろ」と言われ続けてきただろう… と感心してしまいます。結局このまま世界1位にまでなったんだからね。
今なら誰しも彼の素晴らしさがわかるのでしょうが、要するにコーチとしての能力、才能として、幼少期、あるいはジュニア時代、このフォームを見て「このままで世界トップへ行ける!」と思ったかどうか、というところでしょうねえ。
人と全く違うフォーム、行動をしている子供をコーチする場合、それを矯正するのか?、放置するのか?、そこがコーチングの才能。
そして、よくあることとして、親でもコーチでも、誰が何と言おうとまったく言うことを聞かない問題児だったんだよねえ… ということもあるある。というか、彼も含め、そんな選手が強くなるんだよなあ。
そして逆に、見る目のない親、コーチから非凡な才能を削られ、才能を伸ばせなかったような子もこの1万倍いるでしょう。
ここまで来れば、あるいは来るレベルの選手は、データでも理論でもありません。 芸術です。
つまり、突拍子もない芸術家を育てるように、コーチ、保護者は見守るしかないでしょうねえ。
さて先週は久しぶりに福岡に里帰り。やっぱり年寄り(お前もだ)は言葉が訛っていないと雰囲気出ないねえ。実は千葉、というかこの辺り、お年寄りでもほとんど標準語でね、『だってさあ、俺がやっちゃったんだよねえ… 』とか言われても、どうもバーチャルな世界で話しているようで人間味がないんだよなあ。
… なんて話は置いといて、今月のキッズテニスカップ佐用大会、千葉白子大会のことを。
まず、佐用。お陰様で100名近いエントリーをいただいていますが、何せ初開催地。というかスタッフ全員行ったことない。よって、色々と参加の皆さんにご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますので、ぜひしっかりしてらっしゃる方からのご指導をよろしくお願いいたします。
神戸空港、JR姫路駅、からチャーターバスを使い、ちょっと姫路城見学して会場へ向かうプランをお申し込みの方は、小林大祐コーチ必ず連絡してくださいね。
ご存知の通りここはゴルフリゾートですので、子供はテニスで親はゴルフでも結構ですよ。親子で楽しみましょう。
白子大会もエントリー順調です。今回はクラブハウス完成ということで、そのお披露目祭りとしても色々なイベントを行います。
ゲストとして、第1回キッズテニスカップから参加し、オーストラリアの遠征にも参加してくれていた女子。その後アメリカの大学に進み、現在は国際的日本一流企業に勤める大先輩を呼んで、初日夜に色々なお話を聞かせてもらいます。アメリカの大学なんて今は近くな話なので皆さん興味ありますからね。
クラブハウスの宿泊は30名マックス。スタッフも泊まりますので。既にキャンセル待ちになっていますが、うちに泊まれなくても近くのホテルでスタッフが面倒見ますので、一人旅でも結構ですよ。
大芸能大会もあり、盛り上がりそうですねえ。