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夢の重さ

DJOKOVIC, Novak (SRB) [1] def SOEDA,Go(JPN)[W]
6-3 7-5 2R(1/16)
02 Oct. 2019
RAKUTEN JAPAN OPEN TENNIS CHAMPIONSHIPS 2019
ARIAKE TENNIS PARK
TOKYO,JAPAN
Photographer / MANO,Hiromasa
©MANNYS PHOTOGRAPHY of Tokyo
mannys@mannysjp.com

豪と最初にあったのは小学5年生くらいの時か、仲の良い友達が彼のコーチであったため、ずっと一緒にジュニア時代を過ごしてきた印象で、プロになってもキッズテニスカップに参加してくれました。
第10回東京大会、昭和の森で行われたこのキッズテニスカップには200名以上が参加してくれ、豪は全員と相手しましたね。動画はこちら

ほんと、可愛いジュニアから引退を見送るまで淡々と同じ仕事をしている自分にも驚かされますが、プロテニス選手という熾烈な競争社会の中、一生懸命頑張ってきた添田豪に心から賞賛を送りたいし、聾学校へ行ったり、ジュニアたちに優しくしてくれたお礼も言いたいと思います。
本当にありがとう。次は大変だけど頑張ってね。

さていよいよ第56回目(kids-tennis.comの活動以前を入れると多分100回を超えるでしょう)の海外遠征、tour 56 フロリダ。
今回はジュニア14名、スタッフ4名、計18名と久しぶりの大所帯。フロリダでは初めてかな。しかもこの円安と航空券の高騰で経済対策どうなるよ… な我々ですが、少しでも子供たちのためになるように頑張ります。

初めての海外遠征の子も多いですが、荷物は慣れてくれば少なくなります。ラケットバックスカスカに。
しかし、慣れないうちは心配で色々と入れすぎ、相当に重くなってしまうことがあります。キャスター付きのハードケースは不可。車のトランクに入りません。
自分で背負ってしっかりと歩けるような荷物を持っていきましょう。その重さは自分がテニス選手として頑張っていく夢の重さですから。
喘息持ちの病弱少年、豪がヨロヨロにトレーニングしていた姿を思い出します。

少し前回の続き。
まず基本的に、僕が日本のテニス界をどうこういうのはもう30年前に書いていたテニス専門誌で引退しています。なぜ引退しているかというと、当然、自分の持ち場ではないからです。
その昔、国や協会のやり方を批判し、外務省や文科省とやり合った時期もありましたが、世界を見てみれば、成功しているほとんどの選手が国や協会と対立し、自分の力、クラブの力、エージェンシーの力でグランドスラムに、世界トップに到達しています。つまり、国の枠組みは気にすることではないし、しかし、どうしてもその国の枠、風潮を気にする選手、保護者、コーチの方々は、その坩堝の中で頑張っていくしかないのでしょう。僕はやりませんが。

日本という国は小国ながらものすごいテニス人口を持っており、「選手」と自負する人口においては世界1です。間違い無く。週7回朝から晩まで練習するジュニアの数など他国にはほんの少数しか居ませんし、強豪高校の練習量はどんな世界トッププロよりも厳しく多いと言えるでしょう。

ではなぜ日本のジュニアテニスから世界に行くのは難しいのか?。
それはそのまま、ほぼ皆が日本の枠組みを好み、従っているということだけです。そこから世界は別次元です。

では世界に行けばいいのか?。そう簡単でもありません。日本の世界の一部です。
どこに住んでいようと、テニスの技術もそうですが、色々な意味で世界トップの競争力を持つため、選手もコーチも保護者も勉強し、努力し、勝ち続けなければならないということですね。

たぶんつづく

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