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Hasselt

ウインブルドンも終わってしまいました。全然見てないけど…。
多くの皆さんとは違った視点で。スーウェイばかりに注目される女子ダブルス。今回優勝したのはこのサイトが始まって以来時々登場する、つまりはその昔から色々とあったバルボラ・ストリコバとのペアーでした。
彼女は可愛い子供を出産し、しっかりトレーニングしてこれが引退試合。これで優勝なんてすごいことですね。
名将、親友のデイビッドはこれを合わせて今年のウインブルドン4種目決勝。最高に最後まで嬉しく忙しい大会となりました。

彼女と最初に会ったのは12歳。超小さな身体でものすごい根性と叫び声をあげ、14歳以下チェコ代表に選ばれ活躍。そのまま上昇気流に乗り14歳でグランドスラうジュニア多数優勝。シャラポワなんてぶっ倒し。
… そしてそれから色々あって転げ落ち、全く勝てなくなって涙涙に付き合ったこともありました。
そして根性で復活し、WTAシングルス16位、ダブルス1位。本当に素晴らしい選手となってしまいました。おめでとう!。

チェコ女子テニスの恐ろしいほどの強さは皆知っていますが、一人一人もちろん通った道は違います。
ただ、皆お金はないし施設はボロだしスポンサーもないけど、根性とコーチが超一流ということでしょうか。
こういった選手たちの成功例、失敗例をものすごい数見てきた経験が、今の僕の目の前の全てを判断し、行動する基準になっており、今から考えれば本当に良き友人、良き経験をさせてもらいましたわ。

さて tour 60 はオランダで長年テニス事業を頑張っている小西真由美コーチのもとで楽しく休養した我々は車ですぐの第6大会目、ベルギー、ハッセルトへ。オランダとベルギーはよく似ていて、どこを見ても綺麗でスカスカ。人がいない… 。
1回戦勝ち2回戦、ヨーロッパ14歳ランキング15位の第2シード、エストニアガール12歳。オーレーの時も当たったけどなんであんな小さな寒い国で強い?。
この子は鬼のように正確にスパッと球を打ち、キレーに見事なテニスをする超天才型、ぼーっとしていたら全部エース取られます。
しかし紗希乃絶好調で壮絶な撃ち合いとなり、合計エース50本以上で打ち勝ち。お互いやりやすい相手ですからね。テレビ放送できるレベルでした。
が、次はしっとりがっちり粘り腰のフレンチガール14歳。ファーストは撃ち抜くもののセカンドファイナルとジリジリと本領を発揮し、悔しい3回戦敗退。クレーでこのレベルのミスない選手に勝つにはもう少しパワーと技術が必要ですね。まあまあこれからこれから。

これからデュッセルドルフに帰り、空路で最終大会バルセロナへ。
いよいよ長かった tour 60 最終です。

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