秋の恒例、第67回キッズテニスカップ福岡大会が無事に終了しました。本村剛一プロ、全国から集まってくれたジュニアの皆さん、ありがとう。
今回はスタッフ不足で残念ながら人数を少なくするため、発表を遅らせましたが見事的中。福岡大会にしては少ない人数でたっぷり試合、練習できました。
来年は大規模にやろうと思いますのでみなさんよろしくです。
次は11月3連休、白子大会ですが、こちらもコートが6面しかないので募集少人数です。まだエントリーできますからよろしくね。
tour 62 フロリダ遠征は順調の準備中。… 問題は為替と物価高だ。
tour 63 オーストラリア遠征は参加者募集中。小林コーチと共に南半球を旅し、全豪を観戦しましょう。
さて前からの続き。
もしも本気で世界を狙うのならどれくらい資金が必要で、どうやったら良いのか、などを少し語ってきました。
ちょうど大阪で日本国内では一番大きな ITFジュニア大会が開催されており、国内外の選手が集まっていますが、これに出場するだけでも選手の皆さんは相当世界を回ってお金を使い、勝ち上がってポイントを稼いでいるわけで、そしてこの大会の出場者のうち、1/10くらいがグランドスラムに出場する可能性がある… かも、という厳しい世界。うちのキッズテニスカップや海外遠征の OB、OG も多数出場していますが、遥か遠い道のり。
マネージメント契約やスポンサーのことを書きましたが、地味ですけど日々の練習などを多くの方々にサポートしていただいていることもお忘れなく。
例えばうちのノアテニスアカデミー千葉白子。当然ですが、本気で選手育成をすることと利益を上げることは反比例するわけで、それを承知で施設を作ってくださり、活動させてもらってます。本当に感謝です。
それは世界中似たようなもので、個人や企業が夢を追うために、夢を追う選手を応援するために赤字覚悟で運営しているのが選手育成施設。中にはその活動をしながら利益を出せ、というところもありますが、当然なかなか難しい。
用具を提供してくれているメーカーも同じ。たかが日本のジュニア選手に無償で使わせても売上など上がるはずもない。応援してくれているボランティア活動のようなもの。
コーチもそう。自分の家庭や子供、収入をさて置き、選手のために一生懸命尽くしてくれているコーチは世界中にたくさんいます。
意外と、そんなことに支えられてテニスをしていることを選手も保護者も忘れてしまい、自分の都合だけで要求ばかりしたり、勝てないことを周りのせいにしたり、周囲の好意を無視してしまう人も多い。そしてそういう人々は単にテニス選手としてではなく社会的にも成功できないもので、自分がテニスをできている理由、というものを理解できていないと悲しいことになりますよね。
ウインブルドンを目指すにしても、日々楽しくテニススクールに通うにしても、自分の幸せを感じながら生きていければ、テニスの試合も人生も挫折はなくなるでしょう。
勝っても負けても、子供達の目は輝いています。