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見えない

第67回キッズテニスカップ福岡大会のギャラリーが完成しました。mihoさんありがとう。
そして藤井カメラマンのサイトにもアップされましたのでみなさん見てね。福岡大会はいつも豪華にもダブルカメラマンです。全員が写っていますので楽しみに見てね。

何度も何度も書きますが、子供達が頑張る姿は何事にも変え難い宝です。勝った負けた、全日本だとか、後から考えれば親も子もどうでもいいこと。
一つのことに一生懸命頑張ったこの思い出を大切にして下さい。
それだけのために我々スタッフは活動を継続していますので。

次回の千葉白子大会の要綱に振込先や空港送迎情報がアップされました。みなさんご確認の上、情報を共有して下さいね。
今回は参加者少ないので全員クラブハウスに泊まれます。
大会前後でうちのアカデミーで練習することも可能ですので希望を知らせて下さいね。

さてジャパンオープン。ここではスポンサー変わるたびにコロコロと名前を変える大会は好きではないので「ジャパンオープン」と呼びますが、業界でも当然大会はほとんど開催地名で呼び、例えば「ATP TOKYO」とか。
望月君ポテンシャルはあったんでしょうけど素晴らしい結果でしたね。彼のことはほとんど知らないので何も書けませんが、誰が見ても明らかな体格差を弾け飛ばす痛快さは見事。

これでMMTFからまた新たなグランドスラム本戦出場者が出そうですが、彼ら外国育ちが日本箱入りおぼっちゃまお嬢ちゃまよりも優れているのは何か?…。
それは間違いなく、小さな頃より世界のトップレベルと闘ってきた経験から鍛えられた様々な能力です。

誰にでもわかる非常に簡単な例を出すと、日本チャンピオンがプロとなり、世界の下部大会に出ると必ず全員レシーブに問題が出てきます。
あるプロ選手の言葉をそのまま出すと、「サーブが見えない」そうで、返せるはずがありません。
そりゃそうだ、全日本ジュニアで誰も200kmオーバーのサーブなんか打つやつはいないし、その中で長年戦ってきた選手がいきなりそのスピードレベルについていけません。世界では下部大会どころかITFジュニアでも200kmオーバー飛んできますから。

当然脳の柔らかい小さな頃より成長と共に徐々に慣れてきた選手には問題ないでしょうが、全日本、インターハイを目指し、アジアのITFなど回ったところで「それ」に慣れるのは難しい。
ショットでもそうで、よく「世界のフォアが…」とか聞きますが、まずは自分が打つ球よりも「それ」を返せるかどうかです。自分のサーブが悪ければ、サービスゲームもレシーブゲームも全て相手のバコ打ち込みから試合が始まるようなものですから。

女子は男子よりも体格、スピードの差は少ないですが、もはや女子もで180cmを超える選手ばかりでサーブも200kmに近づいており、世界でも非常に小柄な日本人には不利は必定。つまりは男女ともずいぶん小さな頃より世界を中心に修行しなければ本気の育成など難しいということですね。

もちろん、テニスをやっているジュニアが皆世界のプロを目指す必要はないし、うちのキッズテニスカップのようにそれぞれの目標で輝けば良いこと。
ただ、日本国内にはあまりにも「世界へ」と簡単に発言する選手、親、そしてこれが一番大きな問題ですが、よく分かってもいないのにビッグマウスなコーチ、アカデミー、プロジェクトが多い。
そこで世界を目指したい選手が皆才能がなければ問題はないかもしれません。どうせ無理なので。
しかし、大きな才能を無知がゆえに潰してしまうようなことがあれば、それはそれは本当にもったいないことであり、僕の経験の中でもそれをたくさん見てきた教訓としてこれを書いているわけです。

今、日本では多くの企業がテニス選手育成に投資し、複数のプロジェクトが動いているようですが、そのお金が本当に有効に使われ、世界を完璧に知るスタッフが活躍することを祈るばかりです。

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