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ITF junior

第69回キッズテニスカップ千葉白子大会がいよいよ始まりました。今日は毎度毎度の子供一人旅をお迎えに羽田空港まで。
うちのキッズテニスカップはそれまで日本になかった楽しいイベント型の低年齢大会を作ろうと20年以上前に始まったのですが、最初は普通に親が引率する場合が多く、いつの頃からかこんな風に親離れ子離れ大会になったわけで、今回もほとんどの選手が親なし選手部屋宿泊。まあまあね、子供たちの自立を少しでも助けるのであればそれもまた意味のあることで、良いと思います。
ただ、もちろん大きな責任があるわけで、しかしそれにビビっていては何もできない。我々なりに我々のやり方で継続してやってきましたので、これからも頑張りましょう。

保護者の皆さん、親が「自分がいないと」と思うのはほぼ間違いです。
確かに親が見ていないと多くの失敗をするでしょう。しかし、その失敗は大きな経験として子供たちの将来に役立ちます。言葉で言い聞かさせも体で覚えたことには及びません。
うちの宿泊でも色々あると思いますが、ぜひ大きな心で見守ってやってくださいね。

明日から試合。楽しみですね。

さて昨日まで久留米で開催されているITFジュニアにうちのアカデミー生2名が参加したので見てきました。今では日本でも多くのジュニア国際大会が開催され、日本国内の順位ではなく世界を目指している選手も多数いてそれはそれで素晴らしいと思います。
ポイントを狙ってたくさんの大会にエントリーし… 弱い大会を狙い… ポイントを計算して少しでもランキン上位を狙い… ってね、もしかしてこれって関東なんかのジュニア選手がやっていることと同じじゃあないの?…。

何度か書いていますが、実は同じこと。移動距離が大きくなって親の負担がさらに増えるのが違うだけ。
このITFジュニアの勘違いしてはいけないこと2点。
まず、「思い出」としてグランドスラムジュニアに出場したい、アメリカの大学に行きたい、と言うことであればITFジュニア頑張るのは素晴らしいと思います。が、本心プロを目指す選手は道が少し違います。これをある時期利用するのであれば良いですが、この道を辿ればウインブルドンへ行けると思うのは間違いです。
次、グランドスラムジュニアに出場するにはITF50位くらいに入る必要があり、そのランキングになるにはどれだけ世界中を回ってどれだけお金がかかるか計算してますかね?、皆さん。下層大会ばかりに出てもランキングなんて全く上がりませんよ。
そしてたとえグランドスラムジュニアで上位へいってもプロで成功するとは限らないこともみなさんご存知だと思います。

その昔、多分30年くらい前… 日本にATP、WTAの下部大会をたくさん作れば日本は強くなる!、と今まで結構たくさん大会ができました。ジュニアも同じく。が、日本で頑張っている選手たちの国際的成績が上がったかどうか?…。
日本国内で大会が増えることにより、日本を飛び出さない選手が増えるだけで、当然強いヨーロッパなど皆行かない。これで強くなるはずないのは誰にでもわかる。
企業や協会が何かプロジェクトをやっているようですが、大きなお金を使って本気でグランドスラムで活躍する選手を輩出しようと思っているのか?、それともグランドスラム「ジュニア」に出る選手を作り、スポンサーからお金をもらおうとしているのか?、どっちなんでしょうね。

とにかく、そういった資金を握っているキーマンがこの流れを完璧に把握して運用しないとお金も才能も無駄になってしまいますね。

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