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Auray

tour 58 フランス遠征は写真のように順調。ローマで時差調整、練習、観光を終えた我々はファビオ爺ちゃんと共にローマからフランスの古都ナントへ飛び、そこからレンタカーで1時間半。大会会場の小さな街、Auray オーレー着。

14歳以下界最高の大会 Tarbes ターブもフランスの田舎町ですが、スムリクバボウルもど田舎開催。日本人の感覚ではそんな世界的なイベントなので大都会ではないのか?… という感じでしょうが、中央集権の感覚がない諸外国では、各地域が誇りを持って素晴らしい大会を開催し、それが歴史となって世界中からトップ選手が集まり、トップのエージェントも集まり、街をあげてのお祭りとなっているわけです。
まあスタッフは地元老人会の集まりのような感じですけどね。
今日はブルターニュ名物の牡蠣パーティー!。

日本でもこんな風に大会を誘致したり、新しい試みを試す自治体が出てくるべきだと思いますけどね。うちみたいに田舎にアカデミー作りましょう。

テニスヨーロッパトップのこの大会、書いたようにエントリーは国協会主体なので、個人参加の我々は予選もワイルドカードをもらってようやく出場。
予選決勝はとてつもなく強い中国系イギリス人に苦戦するも、絶好調で打ち切り勝ち。この子はドロー運さえ良ければ相当上に行ったでしょうが、コンソレもダブルスも出れずに帰国。勝負の世界は厳しい。
で、1回戦から3回戦まで好調とドロー運良く楽勝。ダブルスは敗退。いよいよ明日準々決勝はこの年代で最高に強く実績のあるスエーデン女子。お母さんは元プロ選手185cm。IMG。マグナスノーマンアカデミー。完璧。打ちまくって走りまくって根性出しまくります。
今の実力でこれを倒すのはかなり厳しいですが、こういった戦いをするために遠くまで来ていますので、思いっきり頑張りたいと思います。

さて、わざわざたったこの大会だけのために相当のお金を使って来たのか、最終回。
書いたようにここには全世界のすべてのエージェントが集まっています。メーカー、エージェンシー、アカデミー、などなど。実はライバルのように見えてそうでもなく、ナイキとアディダスが仲良く笑いながら試合を見ているのも普通で、彼らはプロ中のプロですが、ともあれジュニアテニスが好きなんです。試合を見ながらワイワイ騒ぎ、良い選手を獲得するのが彼らの楽しみで、面倒なジュニアのサポートなども楽しみながら。

今年から紗希乃もおかげさまでマネージメント、メーカーとグローバル契約し、物をもらう以外にもさまざまなサポートを受けていますが、どんなお金持ちでも協力してくれるサポーターがいなければこの世界で成功することはできません。普通のご家庭なら、世界中どこの選手でも金銭的なサポートも必要ですし、才能と可能性があればそれもしてくれます。
つまり、そういった業界の人々との接点は何か?、それは世界的な大会に出場すること以外にありませんし、もしも国の中でどれだけの才能があったとしても、そこに止まって世界へ飛び出そうとしないご家庭では、そもそもそういった業界の興味を引くこともできません。

我々はたったこのオーレーのために来た!、という志は、勝敗は別としてそれなりに意味のあったことだと思います。詳しくは守秘義務があり書けませんが、他の大手マネージメント会社やメーカーが手を挙げて競ってくれることによって実際色々な交渉に有利に役立っていますので。

実は勝敗はあまり関係ありません。まだ12歳ですから。ほとんどのエージェントが1回戦から熱心に見て、今日で帰りました。
がしかし、当たり前のように皆負けるのが嫌いですから勝ちたい。
明日はどうなることやら。

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